ツレナイ彼×ツヨガリ彼女

「おかえり!」
帰宅すると理香子がエプロン姿で慶介を向かい入れた。
「どうした?顔色いいじゃん」
玄関で慶介を向かい入れた理香子のほほに触れる。
「今日は調子がいいの!夕飯つくったんだけど食べる?」
「もちろん!食べるにきまってんだろ。」
慶介の前をぱたぱたと小走りでキッチンに向かう理香子に、後ろから抱きしめたい衝動にかられる。

「今日は和食です!」
机の上には焼き魚やお浸し、煮物、みそしるなど、見るからにおいしそうな夕食が並んでいた。

「すげー!!」
ダッシュで着替えてくる。
「うん」
駆け込むように自分の部屋に向かい部屋着に着替えると慶介は慌ててリビングへ戻る。

「ご飯をよそった理香子が慶介のもとへ運んでくる。」
「手伝う!」
そう言ってキッチンへ向かおうとする慶介に理香子は座っててとかわいらしくほほを膨らませた。

何もかも、理香子の表情も声も、すべてがかわいくて仕方ない。

本当は今すぐに抱きしめたい衝動に駆られるのを必死にこらえながら慶介は自分を止めるように理香子の言う通り椅子に座った。

「うまい!」
幼いころからキッチンに立ってきた理香子は料理が上手だ。
手際よく料理できる。

特に祖母に教えられた和食は得意だった。