「買い物行こ。さすがにこんなちぐはぐのカップ、いやだろ?食器だってちゃんとしたのないし。せっかく理香子がおいしいごはん作ってくれてんのに、食器も、調理器具も乏しすぎんだろ。」
「・・・私は別に気にしないけど。あるもの使えばいいし。」
「そう言って、内緒で外にでかけて食材とか調味料とか買い足してるの、ばれてんぞ」
「・・・」
慶介はほとんど自炊をしない。
炊飯器はあるものの、はじめはお米もなかった。
なぜか左右違う長さの菜箸に理香子ははじめは困惑したものの、今では箸先をうまくそろえて使いこなせるようになってしまった。
「あー仕事戻りたくないな」
「・・・」
景色を見ながらいう慶介に理香子は申し訳なくなり、気づかれないように視線を空へ向ける。
「言葉、のみこまなくていいんだ。何考えてる?」
いつだって慶介には理香子の気持ちはお見通しだ。
「申し訳ないなって。でも甘えるのが私には一番の薬だって、信じて・・・そんなこと言ったらいけないなって。」
「理香子」
ぐいっと慶介は自分の方に理香子が座っている椅子を向ける。
「いいんだよ。思ったことは言葉にして。申し訳ないなって思ったことも、でも甘えるのが今は一番の薬だってお医者さんや俺が言ったから、本心を口にしないようにしてるって。」
まっすぐ理香子を見つめる慶介。
「全部俺が受け止める。そういっただろ?」
「・・・」
「それに俺を誰だと思ってんだよ。俺が正しいと思ったことは正しいっていうし、間違ってると思うことは間違ってるって、はっきりいっちゃうやつだぞ?ありのままの理香子をさらけ出したって、俺は理香子にだって感じたことも思ったことも遠慮せず言っちゃうから、安心しろ。」
自分が言った言葉で誰かを我慢させたり不安にさせたり、同調してつらくなるのは嫌だと理香子は考えがちだ。
慶介にはそれすらお見通しだった。
「申し訳ないなんて思うことない。だって俺が仕事に戻りたくないのはなんとか理由を作って理香子といたいってだけなんだから。そんな不純な動機に罪悪感感じることないだろ」
「・・・私は別に気にしないけど。あるもの使えばいいし。」
「そう言って、内緒で外にでかけて食材とか調味料とか買い足してるの、ばれてんぞ」
「・・・」
慶介はほとんど自炊をしない。
炊飯器はあるものの、はじめはお米もなかった。
なぜか左右違う長さの菜箸に理香子ははじめは困惑したものの、今では箸先をうまくそろえて使いこなせるようになってしまった。
「あー仕事戻りたくないな」
「・・・」
景色を見ながらいう慶介に理香子は申し訳なくなり、気づかれないように視線を空へ向ける。
「言葉、のみこまなくていいんだ。何考えてる?」
いつだって慶介には理香子の気持ちはお見通しだ。
「申し訳ないなって。でも甘えるのが私には一番の薬だって、信じて・・・そんなこと言ったらいけないなって。」
「理香子」
ぐいっと慶介は自分の方に理香子が座っている椅子を向ける。
「いいんだよ。思ったことは言葉にして。申し訳ないなって思ったことも、でも甘えるのが今は一番の薬だってお医者さんや俺が言ったから、本心を口にしないようにしてるって。」
まっすぐ理香子を見つめる慶介。
「全部俺が受け止める。そういっただろ?」
「・・・」
「それに俺を誰だと思ってんだよ。俺が正しいと思ったことは正しいっていうし、間違ってると思うことは間違ってるって、はっきりいっちゃうやつだぞ?ありのままの理香子をさらけ出したって、俺は理香子にだって感じたことも思ったことも遠慮せず言っちゃうから、安心しろ。」
自分が言った言葉で誰かを我慢させたり不安にさせたり、同調してつらくなるのは嫌だと理香子は考えがちだ。
慶介にはそれすらお見通しだった。
「申し訳ないなんて思うことない。だって俺が仕事に戻りたくないのはなんとか理由を作って理香子といたいってだけなんだから。そんな不純な動機に罪悪感感じることないだろ」



