「片桐さん、明日9時発ですからね?」
「了解」
「2年前の広告の資料、データにまとめたので荷物は少なくて済みそうですね。」
「・・・別に過去データはいらない。頭に入ってる。」
「でも先方が必要だって言ったら頭の中のデータは使えませんから。」
「自分の会社の過去データくらい、把握してないとまずいだろ。」
「・・・いいですよ、私が持っていけばいいんですから」
隣同士の机でお互い仕事をこなしながら視線を交わさずに会話する二人。
近藤が退職してから1週間がたった。
近藤は有休消化はせず、リモートも含め最後まで仕事をこなした。
近藤から引き継いだ仕事はどれもややこしい案件で、近藤が部下を気遣って自分が抱える仕事を選んでいたことを改めて知った。
忙しすぎる毎日をこなしながらも、近藤を恨むことが誰もできない。
理香子は毎日終電ぎりぎりで帰宅、朝も始発で出勤する毎日が1週間続いている。
慶介すら、定時で上がることができず、最近は理香子と終電まで残業している。
慶介は朝が弱く、出勤がその分ぎりぎりの日々が続いていた。
「結城、ホテルの情報経理に回しておいて。月末だから早く予算出せってうるさいんだよ」
「了解しました。」
翌日から二人は名古屋に出張が決まっていた。
これも近藤の抱えていた案件だ。
「了解」
「2年前の広告の資料、データにまとめたので荷物は少なくて済みそうですね。」
「・・・別に過去データはいらない。頭に入ってる。」
「でも先方が必要だって言ったら頭の中のデータは使えませんから。」
「自分の会社の過去データくらい、把握してないとまずいだろ。」
「・・・いいですよ、私が持っていけばいいんですから」
隣同士の机でお互い仕事をこなしながら視線を交わさずに会話する二人。
近藤が退職してから1週間がたった。
近藤は有休消化はせず、リモートも含め最後まで仕事をこなした。
近藤から引き継いだ仕事はどれもややこしい案件で、近藤が部下を気遣って自分が抱える仕事を選んでいたことを改めて知った。
忙しすぎる毎日をこなしながらも、近藤を恨むことが誰もできない。
理香子は毎日終電ぎりぎりで帰宅、朝も始発で出勤する毎日が1週間続いている。
慶介すら、定時で上がることができず、最近は理香子と終電まで残業している。
慶介は朝が弱く、出勤がその分ぎりぎりの日々が続いていた。
「結城、ホテルの情報経理に回しておいて。月末だから早く予算出せってうるさいんだよ」
「了解しました。」
翌日から二人は名古屋に出張が決まっていた。
これも近藤の抱えていた案件だ。



