検索アプリを閉じると、あたしは先輩からおすすめされた、コンピューターと将棋が出来るスマホゲームを開く。
簡単な操作で出来て、コンピューターの強さも選べて、結構いいゲームだ。
コンピューターと対局していると、コンピューターが「王手(次の手で王が取れる状態)」をかける。
それを逃れるためにあたしが駒を動かすと、コンピューターがまた王手をかけて、またあたしが逃げるように駒を動かして。
それを繰り返しているうちに、どうやら詰んだらしい。対局が終わった。
「将棋、難しい……でも、楽しいな!」
伸びをしながら、あたしはスマホを机の上に置いて、ベッドに横になる。
あたしが将棋に興味を持ったきっかけは、中学生の時に親戚で集まった時だった。
お父さんとおじいちゃんが将棋で対局しているのを見て、やってみたいって思ったんだっけ。
だけど、それを言い出せないまま高校生になった。
昔のことを思い出していると、眠気が襲ってくる。あたしは、明日の体験入部も将棋同好会に行こうと考えながら、眠りに落ちた。
「先輩、今日も来ました!」
放課後。体験入部2日目が始まった。
部室のドアを開けながらそう言うと、先輩は「来てくれて、ありがとう」と微笑む。
簡単な操作で出来て、コンピューターの強さも選べて、結構いいゲームだ。
コンピューターと対局していると、コンピューターが「王手(次の手で王が取れる状態)」をかける。
それを逃れるためにあたしが駒を動かすと、コンピューターがまた王手をかけて、またあたしが逃げるように駒を動かして。
それを繰り返しているうちに、どうやら詰んだらしい。対局が終わった。
「将棋、難しい……でも、楽しいな!」
伸びをしながら、あたしはスマホを机の上に置いて、ベッドに横になる。
あたしが将棋に興味を持ったきっかけは、中学生の時に親戚で集まった時だった。
お父さんとおじいちゃんが将棋で対局しているのを見て、やってみたいって思ったんだっけ。
だけど、それを言い出せないまま高校生になった。
昔のことを思い出していると、眠気が襲ってくる。あたしは、明日の体験入部も将棋同好会に行こうと考えながら、眠りに落ちた。
「先輩、今日も来ました!」
放課後。体験入部2日目が始まった。
部室のドアを開けながらそう言うと、先輩は「来てくれて、ありがとう」と微笑む。



