拓真からの返信が2つ返ってきたあと、いくつかのスクショが送られてくる。

大四喜(ダイスーシー)、大三元(ダイサンゲン)、四槓子(スーカンツ)……凄い役の名前が並んでいる。

大四喜。東、南、西、北の4つの風牌をすべて刻子か槓子で成立する役で、雀頭は何でもいい。

ちなみに、風牌のうち3つを刻子か槓子、残り1つを雀頭にすると成立する役が小四喜(ショウスーシー)で、大四喜と小四喜の2つ合わせて、四喜和(スーシーホウ)と言うらしい。

大三元。三元牌をすべて刻子か槓子で揃えると出来る役。

ちなみに、三元牌のどれかを雀頭にして、残りを刻子で揃えると成立する役を、小三元(ショウサンゲン)。

四槓子は、4つの槓子を作ると成立する役。麻雀の役の中で、最も難しいとされているらしい役。

3つの槓子を作ると成立する役が、三槓子(サンカンツ)。

「凄い……私も、麻雀強くなりたいなぁ……」

そう呟いて、私は拓真に返事を返すと、ゲームに戻って段位戦に潜る。

……将来、プロの雀士になってみたいな……なんて。