これらの牌を14枚使って、約40種類あるうちの1つの役と呼ばれる形を一番最初に作った人に点数を支払う。

この辺りまでしか理解出来なかったけど、要は役を先に作った人に点数を渡して、それを何回か繰り返して1番多い点数を持った人が勝ちなんだって。

後は、読み方があるらしい。

まずは、数牌の1～9。1から順に、イー、リャン、サン、スー、ウー、ロー、チー、パー、キュー。

萬子（マンズ）、索子（ソウズ）、筒子（ピンズ）。

そして、字牌。

三元牌の白（ハク）、發（ハツ）、中（チュン）。

風牌の東（トン）、南（ナン）、西（シャー）、北（ペイ）

「まぁ、やりながら覚えていくんが1番いい。ほら、習うより慣れろっていうじゃん」

そう言って、拓真はニコリと笑った。



「ええっと、2、3、4、6、8の索子と發のみで作るのが緑一色（リューイーソー）、これに索子の5を雀頭にすれば、緑一色輪（リューイーソーリン）になるのか……」

拓真から麻雀を教えてもらってから、約2週間。あれから、私は麻雀にハマった。

私は、あの日から麻雀の勉強をしている。今は、色々とある役を覚えている最中。

よく見かける、立直（リーチ）、門前清自摸（メンゼンツモ）、平和（ピンフ）、断幺九（タンヤオ）、七対子（チートイツ）、対々和（トイトイホー）辺りは覚えた。

後は、国士無双（コクシムソウ）と国士無双十三面待ちも。