ガラクタとおじいさん


ゆっくりと男の人が僕に近付いてくる。

どうやら僕をどこかへ連れて行くらしい。

……僕……捨てられるの?

ギュッとベッドのシーツを掴んだ。

おじいさんから離れるのが嫌だった。

男の人に押さえつけられながら、必死に暴れた。

男の人は何度も『大丈夫だから』と繰り返す。

何が大丈夫なのか分らないまま、僕はおじいさんから引き剥がされ……小さな車に乗せられた。