野良猫みたいな君


部屋に戻ってからは今日の分の疲労が一気にくる。

今日も疲れた…。

何故か学校で遥くんに話しかけられて、周りの視線が痛かった。

もう少し、自分が注目を浴びていることを自覚してほしい。

あの時は偶然周囲に人が少なかったのもあり、そこまで広がってはいない。

「明日、大丈夫かな?私明日命日なのかも…」

なんせ遥くんのファンに殺される。

それだけは絶対に嫌だ。

遥くんの家に居候させてもらっている身。

早く独り立ちしないといけない。

私の命のためにも。


夕食を食べる為にリビングに行くと遥くんがソファーでテレビを見ていた。

「遥くん、今日何食べる?」

「うーん。ハンバーグ」


遥くんのリクエストのハンバーグを作っている。

以前遥くんが料理をしてくれたが、それはもう本当に大変なことになっていた。

それからは私が作るようにしている。


「出来たよ」

「「いただきます」」

「美味しい。いつもありがとな」

「ううん、遥くんの料理があまりにもすごかったからだよ」


2人で夕食を食べることが最近では日常になっている。


それからリビングでテレビを見てそれぞれ部屋に戻った。