野良猫みたいな君


俺はコンビニからの帰り道に公園の近くをたまたま通った。

すると公園には少女がいた。


少女は雪の降る日に1人佇んでいた。

悲しみを含んだ瞳をしていた。


その姿はまるで、捨て猫のようだった。


少女がいる場所だけ、時が止まっているように感じた。

俺は思わず声をかけた。


「…俺のとこに来る?」