himari side
バレンタインがやってくる。まだ2週間前だから、少しばかり気が早いけれど、ひまりは何を作ろうか考えていた。高校の友達に、そして同じクラスになれた彼に渡そうと思う。
毎年作っているのに、何を作ろうか迷ってしまう。恋心が生まれたから。
秋の遠足の時、バスで隣になって、「一緒に回れて嬉しかった」って言ってくれた。その時の胸の高鳴りを覚えた。
仲良くなったって縮まったのに、どうしたことか、「チョコレートは好きかどうか」そんな簡単な質問が聞けないでいた。
その結果が今である。何を作ったら喜んでくれるかな?何が好きなんだろう?
未だ答えがわからないでいた。
そわそわしながら、待つこと二日。
メッセージを送ってから、まなは私を避けているように感じる。今日はいつも一緒にお昼ご飯を食べる子達の中にまなはこなかった。
ひまりは誰かを好きになったことが一度もなかったから、気になっている人のことを話すのは、恥ずかしかった。
だけど、みんなしっかり聞いてくれた
わかったことは、まなが自分と同じく佐藤くんの片想いしていること、
そして彼がチョコレートをあまり好きではないこと。
人に話せてスッキリした一方、まなのことで心が霞んでいた。自分の送ったメッセージに何か返事をして欲しかった。今まで既読スルーされたことなんてなかったから心がズキズキと痛んだ。嫌われちゃったのかな?暗い気持ちのまま1日を過ごした。
家に帰ると、ひまりの大好きなマカロンが置いてあった。一口頬張ると幸せな気持ちになった。
明るい気持ちになれたから、思いつけた。
マカロンを作ってあげること、そして自分が変わること。
「可愛くなろう。」決意を口にした。
重く見えるロングヘアをばっさり切った。
ボブまで大胆に切った自分を改めていつもと違ってとっても可愛く見えた。
あの日から話していなかったのにまなから
「彼のことが好きなの?」っと聞かれた。その声には、怒りと嫉妬の色が浮かんでいた。
偶然自分が「かわいこぶってる」と話しているのを聞いてしまった。
(可愛く見られたいのだからしょうがないじゃん)心の中でそう思った。
どうしてこうなっちゃったんだろう。
そんなことを思いながら、マカロンを焼いていると、オーブンのタイマーがなった。
「できた……」
ひまりはそっとオーブンの蓋を開け、マカロンを取り出した。
淡いピンク色の生地がふっくらしていて、想像以上に綺麗な形をしていた。期待を込めて、1つ口に運ぶ。
さっき食べたようなまさにひまりの好きなマカロンだった。
ついにその日はやってきた。
どうやって思いを伝えようか……そっと誰にも聞こえないところで練習した。「すすす……」
言葉にしようとするとつまってしまって、伝えられそうになる。
「好き」たった二文字の言葉にどうしてこんなにも緊張してしまうだろう?
泣きそうになって胸がきゅうと痛む。
ひまりは、彼の持ってきていたトートにマカロンと咲いてしまった恋心を綴った手紙を忍ばせた。この思いが届きますように! とどこか落ち着かない気持ちで残りの授業を受けた。
ひまわりの花言葉→、「あなたを見つめる」「光輝」
バレンタインがやってくる。まだ2週間前だから、少しばかり気が早いけれど、ひまりは何を作ろうか考えていた。高校の友達に、そして同じクラスになれた彼に渡そうと思う。
毎年作っているのに、何を作ろうか迷ってしまう。恋心が生まれたから。
秋の遠足の時、バスで隣になって、「一緒に回れて嬉しかった」って言ってくれた。その時の胸の高鳴りを覚えた。
仲良くなったって縮まったのに、どうしたことか、「チョコレートは好きかどうか」そんな簡単な質問が聞けないでいた。
その結果が今である。何を作ったら喜んでくれるかな?何が好きなんだろう?
未だ答えがわからないでいた。
そわそわしながら、待つこと二日。
メッセージを送ってから、まなは私を避けているように感じる。今日はいつも一緒にお昼ご飯を食べる子達の中にまなはこなかった。
ひまりは誰かを好きになったことが一度もなかったから、気になっている人のことを話すのは、恥ずかしかった。
だけど、みんなしっかり聞いてくれた
わかったことは、まなが自分と同じく佐藤くんの片想いしていること、
そして彼がチョコレートをあまり好きではないこと。
人に話せてスッキリした一方、まなのことで心が霞んでいた。自分の送ったメッセージに何か返事をして欲しかった。今まで既読スルーされたことなんてなかったから心がズキズキと痛んだ。嫌われちゃったのかな?暗い気持ちのまま1日を過ごした。
家に帰ると、ひまりの大好きなマカロンが置いてあった。一口頬張ると幸せな気持ちになった。
明るい気持ちになれたから、思いつけた。
マカロンを作ってあげること、そして自分が変わること。
「可愛くなろう。」決意を口にした。
重く見えるロングヘアをばっさり切った。
ボブまで大胆に切った自分を改めていつもと違ってとっても可愛く見えた。
あの日から話していなかったのにまなから
「彼のことが好きなの?」っと聞かれた。その声には、怒りと嫉妬の色が浮かんでいた。
偶然自分が「かわいこぶってる」と話しているのを聞いてしまった。
(可愛く見られたいのだからしょうがないじゃん)心の中でそう思った。
どうしてこうなっちゃったんだろう。
そんなことを思いながら、マカロンを焼いていると、オーブンのタイマーがなった。
「できた……」
ひまりはそっとオーブンの蓋を開け、マカロンを取り出した。
淡いピンク色の生地がふっくらしていて、想像以上に綺麗な形をしていた。期待を込めて、1つ口に運ぶ。
さっき食べたようなまさにひまりの好きなマカロンだった。
ついにその日はやってきた。
どうやって思いを伝えようか……そっと誰にも聞こえないところで練習した。「すすす……」
言葉にしようとするとつまってしまって、伝えられそうになる。
「好き」たった二文字の言葉にどうしてこんなにも緊張してしまうだろう?
泣きそうになって胸がきゅうと痛む。
ひまりは、彼の持ってきていたトートにマカロンと咲いてしまった恋心を綴った手紙を忍ばせた。この思いが届きますように! とどこか落ち着かない気持ちで残りの授業を受けた。
ひまわりの花言葉→、「あなたを見つめる」「光輝」


