信じられなくて、宙に手をかざしてまじまじと見つめてしまう。
「鬼の中でも、青い鬼火が使えるものは多くない。誇っていいぞ」
「でも、わたし……」
「鬼と人はそもそも違うものだ。道間で無能であっても、鬼となって無能であるとは限らない。……だが、俺も人を鬼に変えたのははじめてだったからな。正直、お前が力を持っているのかどうかまではわからなかった」
わたしも、わからなかった。
今もわからない。
千早様によると、わたしを包んでいた青の鬼火は、千早様が到着してすぐに消えたそうだ。
千早様は小屋の炎を消し、意識を失ったわたしを連れ帰ってくれたと言う。
「それで、いったい誰があのようなことをした? 顔を覚えているか?」
小屋の周りには、わたしを連れ去ったと思われる男性たちはいなかったらしい。
千早様はわたしを助けることを優先して、それ以上は追わなかったそうだ。
千早様のあとを引き継いで青葉様が捜索していると言うが、現場近くにいつまでも残る犯人はいないだろうと千早様が言った。
「鬼の中でも、青い鬼火が使えるものは多くない。誇っていいぞ」
「でも、わたし……」
「鬼と人はそもそも違うものだ。道間で無能であっても、鬼となって無能であるとは限らない。……だが、俺も人を鬼に変えたのははじめてだったからな。正直、お前が力を持っているのかどうかまではわからなかった」
わたしも、わからなかった。
今もわからない。
千早様によると、わたしを包んでいた青の鬼火は、千早様が到着してすぐに消えたそうだ。
千早様は小屋の炎を消し、意識を失ったわたしを連れ帰ってくれたと言う。
「それで、いったい誰があのようなことをした? 顔を覚えているか?」
小屋の周りには、わたしを連れ去ったと思われる男性たちはいなかったらしい。
千早様はわたしを助けることを優先して、それ以上は追わなかったそうだ。
千早様のあとを引き継いで青葉様が捜索していると言うが、現場近くにいつまでも残る犯人はいないだろうと千早様が言った。


