「俺が到着したとき、小屋は炎に包まれていた。お前が中にいるのではないかと思って小屋を蹴破った俺は……赤い炎に包まれながら、青い炎を纏ったお前を見つけたんだ」
「……青い炎?」
わたしが青い炎を纏っていたとはどういうことだろう?
まったく記憶になくて首をひねると、千早様はわたしの髪の先をいじりながら、やっぱり面白そうに笑う。
「あれはな、鬼火だ。青は、身を守る炎だな。お前はどうやら、青い鬼火が使えるらしい。その証拠に、炎に包まれていたと言うのに髪の先すら焼け焦げていない。覚えていないのなら無意識のうちに自分を守ろうとしたのだろう。まったく、あれを見たときは驚いた」
「鬼火……」
わたし、が?
道間家で、黒を持たず、何の力も持たずして生まれたわたしなのに?
「……青い炎?」
わたしが青い炎を纏っていたとはどういうことだろう?
まったく記憶になくて首をひねると、千早様はわたしの髪の先をいじりながら、やっぱり面白そうに笑う。
「あれはな、鬼火だ。青は、身を守る炎だな。お前はどうやら、青い鬼火が使えるらしい。その証拠に、炎に包まれていたと言うのに髪の先すら焼け焦げていない。覚えていないのなら無意識のうちに自分を守ろうとしたのだろう。まったく、あれを見たときは驚いた」
「鬼火……」
わたし、が?
道間家で、黒を持たず、何の力も持たずして生まれたわたしなのに?


