わたしを「殺した」のは、鬼でした

***

 ぽかぽかと、暖かい――

 前にもこんな風に感じたことがあったなと思いながら、わたしはうっすらと瞼を開いた。
 ぼんやりとした視界に移りこんだのは、見知った部屋だった。
 千早様のお部屋だ。
 陽だまりの香りのするお布団はふかふかしていて気持ちいい。
 ぱちり、ぱちり、と瞬きを繰り返していたわたしは、そこでハッとした。

 ……わたし!

「動くな」