わたしを「殺した」のは、鬼でした

 五年前――妹が生まれたその日から、予感はしていた。

 殺されるか捨てられるか、おそらく、わたしに待ち受けている運命はそのどちらかであろうと。
 暗い暗い夜の闇。
 わたしの背丈ほどしかない小さな祠の前で、わたしは膝を抱えてうずくまる。

 ――わたしはもうじき、死ぬのだろう。

 それは、「破魔家」の家に生まれながら無能として生きたわたしの人生としては、当然の帰結だったのかもしれない。