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 この国の貴族の子供達は、13歳から王立貴族学院に入学することが定められています。
 それまでは各家で家庭教師による基礎教育を受けています。

 ジェレマイアとリデルが交流出来ていたのはこの時期で、彼は入学前に母親が住む王都邸へ移されました。
(父親の伯爵は正妻の住む王都と愛人を住まわせている領地を、その時の予定に合わせて往き来しています)

 貴族学院は、どんなに優秀でも平民は入学出来ませんが、血筋の確認が取れて届出がされた貴族の庶子は入学出来ます。ミネルヴァは、このパターンです。

 地方自治は基本領主にお任せで、領内の産業を発展させるため、先代のイングラム伯爵(ジェレマイアの祖父)は領都に専門高等学園(医療、工業、商業)を設立しました。
 
 ここに通えるのは、学費を納められる比較的裕福な家庭の子供達です。
 彼等は各専門知識を学びながら、学生生活を楽しむことが出来ますが、余裕の無い家庭の子供は13歳まで無料の初等教育を受けた後は働きに出ます。