運命みたいな恋は、ほら!すぐそこに転がっている

「梨々香先生二次会行きますか?」
「いえ、私は帰ります」

2時間ほどで忘年会は終了し、幹事が二次会の出欠をとっている。
私の隣に座っていた晴斗君のお父さんもその後は色々な方と話をしているようだったし、私の方も保護者や先輩たちの席を回り挨拶をすることができた。
幾分お酒が入った状態ではあるものの有意義な時間だったと自分で納得できたし、まだ電車はあるはずだから、駅まで歩いて頭を冷やし電車で帰ろうと考えた。

「梨々香先生お疲れ様でした。気をつけて帰って下さい」
「はい、お疲れ様でした」

2次会に行くメンバーに手を振り、私は歩き出した。
繁華街とは言え、途中いくつか暗い路地もあり、私は少し足早に駅へと向かった。