運命みたいな恋は、ほら!すぐそこに転がっている

「晴斗くんもだいぶお友達との関係に慣れてきたみたいです」
「そうですか、それはよかった」

少しだけ緊張はしながらも、私は晴斗くんのお父さんと並んで話をした。
元々自我の強いところがあり、お友達ともめたり周囲から孤立してしまうことのあった晴斗くんだが、最近は大きなトラブルもなくなってきた。
それだけ晴斗くんが心も体も成長してきているってことだろうと思う。

「家に帰っても、梨々香先生の話をよくしています。どうやら梨々香先生のことが大好きみたいです」
「そんな・・・ありがとうございます」

誰だって、褒められて嫌な気持ちになる人はいない。
ただ、私はそれ以上に晴斗くんのお父さんと普通に話せたことにホッとしていた。
これで、先日のことも帳消しだと思っていた。