運命みたいな恋は、ほら!すぐそこに転がっている

「梨々香先生、こっちだよ」

7時過ぎまで勤務をし、後は遅番の先生にお任せしてやってきた園からそう遠くない場所にあるレストラン。
園には若いスタッフが多いせいか、とってもおしゃれなイタリアンの店で開催となった。

「すみません、遅くなりました」

すでに乾杯も終わり、みんな程よく酔いが回っている様子の中、私は空いている席に腰を下ろした。
参加者は園の関係者が15人ほどと保護者が7,8人。
そんなに大人数ではないものの、ずいぶん盛り上がっている。

「梨々香先生、飲めるよね?」
「え、ええ」

事前に飲めるかを確認されていたから今更飲めませんとも言えず、頷いて見せる。

「じゃあ、どんどん飲んでください」
「ありがとうございます」

返事をするのと同時にビールが運ばれてきて、私も流れで口を付けた。