運命みたいな恋は、ほら!すぐそこに転がっている

「今日は午後からお休みを取りなさいって言ってもらっているの。容子と待ち合わせてお茶と買い物をして帰るつもり」
「それはいいなぁ」

私も容子も就職してからなかなか会うことができないが、こうして時間を見つけて一緒にお茶をすることを楽しみにしている。

「そうだ、コーヒーが切れそうだから、買い物に出たついでにコットンハウスに寄って帰るわ」

先日徹さんが連れて行ってくれたオーガニックショップのコットンハウス。
そこのコーヒーを毎日飲んでいるのだが、ちょうど切れそうなので買いに行こうと思っていた。

「そうかそれは助かるよ」

本当は昨日の帰りにでも寄るつもりだったのだが、とてもそんな雰囲気ではなかった。
それに、私の話を聞いた容子もぜひ行きたいと言っていたから、ちょうどいいだろ。