素直と天然と少しの頑固を加えて

「疑ったわけじゃ無いの。ただ克君、お似合いだなって思ったし、大人っぽい人か好きなんじゃないかなと思って」
紗依は何も判ってない。
大人っぽいとか可愛いから好きとかじゃ無い。
紗依だから好きなんだ。

こんなに思ってるのに、判ってくれないなんて。
今日は思いっ切り可愛がってやる。
「判らないなら、教えるしか無い」

もう今夜は映画もゲームもやらない。
紗依の膝裏に手を回して抱き上げベッドに連れて行った。

今まで我慢してたのに、「私が子供っぽいから」とか何とか言って、言ってることを信用してくれない。

「今日はちゃんと判らせてやる」
この前一緒に買いに行ったお揃いのパジャマ。ボタンを外すと、「何これ…」、
可愛いもふもふのパジャマの中から、布面積の少ない真っ赤なレースのブラが見えた。