麻美と別れ夕方帰宅すると、玄関に彼の靴があった。でもリビングに姿はなく、自室にも電気は付いていない。とりあえず手を洗おうと洗面所の扉を開けると同時に柊哉さんの姿が見え、その瞬間「きゃっ」と反射的に勢いよく閉めてしまった。
び、びっくりした...。目が合った柊哉さんは、腰にタオルを巻いただけの姿だったから...。
乱れた心拍を整えていると「優茉おかえり」と部屋着を着た彼が出て来た。
「あ、ごめんなさい。ノックせずに開けてしまって...」
「俺は大丈夫だけど、指挟んだりしなかった?」と私の手を取って異常がないか見ている。
「い、いえ、大丈夫です...」
「可愛い服着てどこか出かけていたの?」
「友人とお買い物に行ってきました。帰りはイルミネーションが灯っていて、シャンパンゴールド一色の並木道がとても綺麗でした!」
「そっか、楽しかったんだね」と優しく笑って頭を撫でてくれる。
夕食を済ませてから、柊哉さんは仕事が残っていたらしく自室に入っていったので私はお風呂に入りリビングでお水を飲んでいると、彼が両手をあげてストレッチをしながら自室から出て来た。
「お疲れ様です。手、少しマッサージしましょうか?」
「ありがとう。優茉ももう寝るならベッドに行こう?」
コップを片付けてから寝室へ行くと彼はベッドボードを背に座っていて、近づくと手を引かれて脚の間に収まる。後ろからハグされた状態で掌を出してくるので、そのままの体制でマッサージを始めた。
痛いのか時々「っ...」と声にならない吐息が耳元にかかり、その度にドクンと心臓が跳ねる。この体勢はちょっと...心臓に悪い...。
両掌をマッサージしたあと後ろを向いてもらい肩や肩甲骨周り、腕を揉みほぐして最後に首回りのリンパを流すように撫で鎖骨あたりを軽く押す。
「いっ、たぁ...」
「リンパの流れがあまり良くないみたいですね。滞ると肩こりや冷えの原因にもなるんですよ」
「そ、そう。でも優茉、そこ、本当に痛い...」
ガシッと反対の手で手首を掴まれ、膝の上に乗せられる。
「あ、ごめんなさい。強かったですか?」
少しでも良くなるようにと、つい夢中になってしまった。
「少しだけ...でもすごいね、腕が軽くなったし、指先まであったかい」
「良かったです、温まっているうちに寝ましょう?」
「ありがとう、おいで?」
久しぶりに柊哉さんの香りと体温に包まれて、もこもこ素材のパジャマの胸に顔をくっつけて眠るこの瞬間が気持ち良くてたまらない。すると、不意にあごをくっと上げられ唇が塞がれた。
「っん...」
触れるだけのキスを繰り返した後、下唇を舐められてちゅっと音を立てて軽く吸われる。額、瞼、頬と降りて来て再び唇に触れてから離れていく彼を、思わずぼーっと見つめていると親指がスッと頬を撫でた。
「ふっ、優茉も温まった?」
身体が熱を持ったようにじわじわと熱くなり、恥ずかしくてまた胸に顔をくっつけると「おやすみ」と少し掠れた低い声で耳元に囁かれ、ゾクっと身体の奥が震えた。
び、びっくりした...。目が合った柊哉さんは、腰にタオルを巻いただけの姿だったから...。
乱れた心拍を整えていると「優茉おかえり」と部屋着を着た彼が出て来た。
「あ、ごめんなさい。ノックせずに開けてしまって...」
「俺は大丈夫だけど、指挟んだりしなかった?」と私の手を取って異常がないか見ている。
「い、いえ、大丈夫です...」
「可愛い服着てどこか出かけていたの?」
「友人とお買い物に行ってきました。帰りはイルミネーションが灯っていて、シャンパンゴールド一色の並木道がとても綺麗でした!」
「そっか、楽しかったんだね」と優しく笑って頭を撫でてくれる。
夕食を済ませてから、柊哉さんは仕事が残っていたらしく自室に入っていったので私はお風呂に入りリビングでお水を飲んでいると、彼が両手をあげてストレッチをしながら自室から出て来た。
「お疲れ様です。手、少しマッサージしましょうか?」
「ありがとう。優茉ももう寝るならベッドに行こう?」
コップを片付けてから寝室へ行くと彼はベッドボードを背に座っていて、近づくと手を引かれて脚の間に収まる。後ろからハグされた状態で掌を出してくるので、そのままの体制でマッサージを始めた。
痛いのか時々「っ...」と声にならない吐息が耳元にかかり、その度にドクンと心臓が跳ねる。この体勢はちょっと...心臓に悪い...。
両掌をマッサージしたあと後ろを向いてもらい肩や肩甲骨周り、腕を揉みほぐして最後に首回りのリンパを流すように撫で鎖骨あたりを軽く押す。
「いっ、たぁ...」
「リンパの流れがあまり良くないみたいですね。滞ると肩こりや冷えの原因にもなるんですよ」
「そ、そう。でも優茉、そこ、本当に痛い...」
ガシッと反対の手で手首を掴まれ、膝の上に乗せられる。
「あ、ごめんなさい。強かったですか?」
少しでも良くなるようにと、つい夢中になってしまった。
「少しだけ...でもすごいね、腕が軽くなったし、指先まであったかい」
「良かったです、温まっているうちに寝ましょう?」
「ありがとう、おいで?」
久しぶりに柊哉さんの香りと体温に包まれて、もこもこ素材のパジャマの胸に顔をくっつけて眠るこの瞬間が気持ち良くてたまらない。すると、不意にあごをくっと上げられ唇が塞がれた。
「っん...」
触れるだけのキスを繰り返した後、下唇を舐められてちゅっと音を立てて軽く吸われる。額、瞼、頬と降りて来て再び唇に触れてから離れていく彼を、思わずぼーっと見つめていると親指がスッと頬を撫でた。
「ふっ、優茉も温まった?」
身体が熱を持ったようにじわじわと熱くなり、恥ずかしくてまた胸に顔をくっつけると「おやすみ」と少し掠れた低い声で耳元に囁かれ、ゾクっと身体の奥が震えた。
