The previous night of the world revolution5~R.D.~

ようやく、シュノに笑顔が戻った。

あぁ良かった。サプライズパーティを企画した甲斐があった…。

と、思っていたら。

「…あれ?」

シュノは、何故か一瞬きょとんとして。

それから、カーッと顔を赤らめた。



「な、何で私、ルレイアの前で、こんな格好してるの!?」

「…」

…自分がジャージ姿だって、気づいてなかったのか。シュノ。

バッチリ見られたぞ。ルレイアに。

「別に良くね?格好なんて何でも」

「違うんだよ、アリューシャ。乙女はね、好きな人の前では、いつも可愛い格好をしていたいんだよ」

乙女心というものを、全く理解していないアリューシャに。

アイズが、こっそりそう諭していた。

「何で?家族なんだから良いじゃん。アリューシャは別に、マッパでも気にしねぇぞ」

家族以前に、人間として不味いだろ。

「き、着替えてくる!今すぐ着替えてくる!」

慌てて会議室を出ようとするシュノを、ルレイアが引き留めた。

「待った!シュノさん、そんなあなたに、俺からのプレゼントです」

「プレゼント…?」

「じゃじゃーん!」

何処に隠していたのか。

ルレイアは、洋服屋に置いてあるようなトルソーを持ってきた。

トルソーが着ている洋服は、勿論。

「オートクチュールで仕立ててきた、リボンフリル増し増し、豪華絢爛ゴスロリワンピースです!」

…ですよねー。

いつにも増して、超派手。

こんなん仕立ててきて、一体誰が着るんだ、と…普通の人なら思うだろうが。

「…!」

見ろ。このシュノの目。

キラキラと輝いていらっしゃる。

最早シュノは、完全にルレイアのゴスロリ教に洗脳されている。

手遅れだ。

「可愛い…!」

そりゃ確かに可愛いけどさ。

着る勇気がないよな。

しかしシュノは、そんなことはお構い無し。

「さぁ、早速これに着替えてください。お揃いのヘッドドレスと靴もありますからね」

仕事が丁寧だな。ゴスロリ職人。

「うん…!ありがとうルレイア」

シュノは、大好きなルレイアから、最高のプレゼントをもらい。

うきうきしながら、着替えに行った。