The previous night of the world revolution5~R.D.~

シュノが幹部に相応しくなかったら、他に誰が相応しいんだよ。

「あ…アホ…?私、アホなの…?」

「えぇ。あなたはアホです」

きっぱり。

全くだ。ルレイアに同感。

「…あのな、シュノ。気持ちは分からなくもない」

こんな変態共に囲まれて、色々と感覚がおかしくなるのは分かる。

それは俺も同じだ。

だがな。

「確かにこいつらは有能だ。天才だ。だが…全員に致命的な欠点がある」

「欠点…?」

その通り。

「ルレイアは言うまでもなく変態だ。ルリシヤとルーチェスもまた然り。アリューシャは馬鹿だしアイズは親馬鹿。そして俺はルレイアの付属品だ」

「えぇー!俺の何処が変態なんですか?」

「そうだぞルルシー先輩。俺はノーマルだ」

「僕は変態の自覚がありますけどね」

ルーチェス、お前潔いな。

そんなことより。

「それに比べて、シュノ。お前はまともで、そして真面目だ。お前みたいなのが一人はいてくれないと、『青薔薇連合会』の幹部組は終わりだ」

「何をぅ!アリューシャだってまともだぞ!」

鼻にティッシュ突っ込んだまま、ポテチバリバリ食ってる奴が、何を言ってんだ。

「それにね、シュノ。シュノは、『青薔薇連合会』の女性構成員の憧れで、目標なんだよ」

と、アイズ。

良いことを言う。

「君がいるから、男ばかりの非合法組織の中でも、女性構成員達は、自分もいつか上の役職につけるかもしれない、って頑張れるんだ」

その通り。

自覚はないのだろうが、シュノは幹部として、きちんと役目を果たしている。

「大体、俺とまともにやり合える人間が、幹部じゃなくて何なんですか。それこそおかしいでしょ」

ド正論のルレイア。

シュノほどの実力者が幹部じゃなかったら、構成員達から不正だと苦情が出るぞ。

「あなたはまごうことなき、誰にも文句を言われる筋合いのない、立派な『青薔薇連合会』の幹部です。これに異論を唱えるのは、いくらシュノさんでも許しませんよ」

「ルレイア…」

大好きなルレイアに諭され、シュノは目が覚めたような顔をしていた。

よし。

「うん…!ありがとう、皆…」

初めて、シュノに本物の笑顔が戻った。

やっぱり、シュノの笑顔を取り戻せるのは、ルレイアなんだな。