お次は。
「えーと。ルリシヤさんのマジックと比べると、大変地味で申し訳ないんですけど」
ルーチェスが、小さな白い包みをシュノに差し出した。
「それに、シュノさんの趣味もよく知らないので。ささやかなものですが」
「…ありがとう…」
差し出されたプレゼントを、シュノはおずおずと受け取った。
何が入ってるんだろう。あれ。
「…開けて良い?」
「どうぞ」
洒落たマスキングテープで留められた包み紙を、丁寧に開けていくシュノ。
中に入っていたのは。
白地にレースのついた、洒落たハンカチであった。
しかも、ただのハンカチではない。
左下に、青い薔薇が刺繍してある。
これって、もしかして…。
「僕が刺繍しました」
やっぱり。
「お前…刺繍とかするんだな」
王族と言ったら、やっぱり色んなことを習わされ、
「え?いや初めてですよ。刺繍の本買って、独学で」
「…」
多才過ぎるぞ。ルーチェス。
初めてとは思えないくらい、上手である。
売り物レベル。
「可愛い…。ありがとう」
シュノも嬉しそうである。
いかにもシュノが好きそうだもんな。
これは嬉しい。
「そんなに喜んでもらえるとは、なんか恥ずかしいですね」
お前に恥という感情があったことに驚きだよ。
「それに、僕、あなたに嫌われてるような気がしてましたし」
「…」
「やっぱり気に食わないですか。元皇太子がマフィアに入るなんて」
「おい、ルーチェス…」
いくらなんでも直球過ぎるだろう。
すると、シュノは。
「違うの。そうじゃなくて…。あなたが嫌いな訳じゃなくて…」
「良いですよ。はっきり言ってくれて。そういう立場だってことは、自覚してますから」
「本当に違うのよ。そうじゃない…。あなたは信頼出来る人だって分かってる…」
「…その割には、何だか避けられてるようにも感じるんですが…」
「それは…何だか…その…」
…元々、シュノは人見知りするタイプだから。
それもあるんだろうけど…。
結局、シュノが落ち込んでる原因は、まだ分かってないんだよな。
すると、ルレイアが。
「…シュノさん。最近、元気ないですよね」
この機とばかりに、核心を突いた質問をした。
「えーと。ルリシヤさんのマジックと比べると、大変地味で申し訳ないんですけど」
ルーチェスが、小さな白い包みをシュノに差し出した。
「それに、シュノさんの趣味もよく知らないので。ささやかなものですが」
「…ありがとう…」
差し出されたプレゼントを、シュノはおずおずと受け取った。
何が入ってるんだろう。あれ。
「…開けて良い?」
「どうぞ」
洒落たマスキングテープで留められた包み紙を、丁寧に開けていくシュノ。
中に入っていたのは。
白地にレースのついた、洒落たハンカチであった。
しかも、ただのハンカチではない。
左下に、青い薔薇が刺繍してある。
これって、もしかして…。
「僕が刺繍しました」
やっぱり。
「お前…刺繍とかするんだな」
王族と言ったら、やっぱり色んなことを習わされ、
「え?いや初めてですよ。刺繍の本買って、独学で」
「…」
多才過ぎるぞ。ルーチェス。
初めてとは思えないくらい、上手である。
売り物レベル。
「可愛い…。ありがとう」
シュノも嬉しそうである。
いかにもシュノが好きそうだもんな。
これは嬉しい。
「そんなに喜んでもらえるとは、なんか恥ずかしいですね」
お前に恥という感情があったことに驚きだよ。
「それに、僕、あなたに嫌われてるような気がしてましたし」
「…」
「やっぱり気に食わないですか。元皇太子がマフィアに入るなんて」
「おい、ルーチェス…」
いくらなんでも直球過ぎるだろう。
すると、シュノは。
「違うの。そうじゃなくて…。あなたが嫌いな訳じゃなくて…」
「良いですよ。はっきり言ってくれて。そういう立場だってことは、自覚してますから」
「本当に違うのよ。そうじゃない…。あなたは信頼出来る人だって分かってる…」
「…その割には、何だか避けられてるようにも感じるんですが…」
「それは…何だか…その…」
…元々、シュノは人見知りするタイプだから。
それもあるんだろうけど…。
結局、シュノが落ち込んでる原因は、まだ分かってないんだよな。
すると、ルレイアが。
「…シュノさん。最近、元気ないですよね」
この機とばかりに、核心を突いた質問をした。


