俺は、ルレイアと共にルヴィアの執務室までやって来た。
…扉を開ける勇気が出ねぇ。
「…ルレイア」
「はい?」
「マジでルヴィアが踊ってたらどうしよう」
「正気に戻るまで、ぶん殴ったら良いんじゃないですか?」
お前は何でそんなに過激派なんだ。
俺の部下だぞ。
嫁さえ絡まなきゃ、あいつは優秀な得難い部下なのだ。
正気でいてもらわなければ困る。
「…よし」
開けるぞ。
良いな、開けるぞ。
その先に何が待っていようと。
「入るぞ、ルヴィア」
俺はそう呼び掛けて、ルヴィアの執務室の扉を開けた。
すると。
「…」
「…」
部屋の隅に、体育座りしてずーん、と沈み込んでいるルヴィアの姿があった。
…踊ってなくて良かった。
ホッと一安心。
「おい、ルヴィア…」
「…フューニャフューニャフューニャフューニャフューニャフューニャ…」
しかし、正気ではない。
「おい、しっかりしろルヴィア!」
「あははははうぇはあばばば※↓⊃⌒⊆∈●≦」
目からはボロボロと涙を流してるのに、ゲラゲラ笑ってやがる。
やっぱり救急車呼べ。
「落ち着け、現実世界に戻ってこい!ルヴィア!」
「あばばばばば」
必死に声をかけるも、ルヴィアは奇声を発しながら、床をゴロゴロ転がり回っていた。
…。
「…ルレイア」
「はい」
「うちの部下は…もう駄目かもしれん」
「奇遇ですね。俺もそう思っていたところです」
もう自然のなり行きに任せて、そっとしておくべきなのではないか…と。
思っていた、そのとき。
「…ん?ルレイア先輩、ルルシー先輩も。どうしたんだ?こんなところで」
「あ、ルリシヤ…」
「いかにも。通りすがりのルリシヤだ」
通りすがりのルリシヤが、丁度ルヴィアの部屋に入ってきて。
そして、床で転がってるルヴィアを見下ろした。
「…何だこれは?新種の人型生命体か?」
「…一応人間だ…」
これって言うな。俺の部下なんだぞ。
優秀なんだぞこれでも。…多分。
「一体何事があってこんなことに?」
「分からん。でも多分…」
ルレイアと顔を見合わせる。
ルヴィアがこうなる理由と言ったら…一つしかない。
「…捨てられたな」
「捨てられましたね」
間違いなく、嫁に捨てられたのだろう。
でなきゃ、ルヴィアがこうなる訳がない。
「とにかく事情を聞きたいんだが、正気に戻す方法が分からない」
「成程。ちょっと待ってくれ」
ルリシヤは床でゴロゴロしているルヴィアを捕まえ。
「ふんっ」
脳天に、ルリシヤチョップを入れた。
すると。
「ふぁっ!」
ルヴィアが、現実に帰ってきた。
「あ、あれ…?嫁は何処…?俺は誰…?」
ただし、まだ正気かどうかは不明。
お前はルヴィアだぞ。
「ルヴィア…。生きてるか?」
「…はい…」
よし、返事は出来るな。
「済まんな、ルリシヤ…。恩に着る…」
お前がいなかったら、ルヴィアは今頃悶死していたかもしれない。
「気にするな、ルルシー先輩。先週も新たに、寝室に高スペックカメラを仕掛けさせてもらったし。そのお礼だ」
ルリシヤは爽やかにそう言って、颯爽と去っていった。
…あいつ、今とんでもないこと言って行かなかった?
帰ってから、寝室を徹底的に洗おう。
…扉を開ける勇気が出ねぇ。
「…ルレイア」
「はい?」
「マジでルヴィアが踊ってたらどうしよう」
「正気に戻るまで、ぶん殴ったら良いんじゃないですか?」
お前は何でそんなに過激派なんだ。
俺の部下だぞ。
嫁さえ絡まなきゃ、あいつは優秀な得難い部下なのだ。
正気でいてもらわなければ困る。
「…よし」
開けるぞ。
良いな、開けるぞ。
その先に何が待っていようと。
「入るぞ、ルヴィア」
俺はそう呼び掛けて、ルヴィアの執務室の扉を開けた。
すると。
「…」
「…」
部屋の隅に、体育座りしてずーん、と沈み込んでいるルヴィアの姿があった。
…踊ってなくて良かった。
ホッと一安心。
「おい、ルヴィア…」
「…フューニャフューニャフューニャフューニャフューニャフューニャ…」
しかし、正気ではない。
「おい、しっかりしろルヴィア!」
「あははははうぇはあばばば※↓⊃⌒⊆∈●≦」
目からはボロボロと涙を流してるのに、ゲラゲラ笑ってやがる。
やっぱり救急車呼べ。
「落ち着け、現実世界に戻ってこい!ルヴィア!」
「あばばばばば」
必死に声をかけるも、ルヴィアは奇声を発しながら、床をゴロゴロ転がり回っていた。
…。
「…ルレイア」
「はい」
「うちの部下は…もう駄目かもしれん」
「奇遇ですね。俺もそう思っていたところです」
もう自然のなり行きに任せて、そっとしておくべきなのではないか…と。
思っていた、そのとき。
「…ん?ルレイア先輩、ルルシー先輩も。どうしたんだ?こんなところで」
「あ、ルリシヤ…」
「いかにも。通りすがりのルリシヤだ」
通りすがりのルリシヤが、丁度ルヴィアの部屋に入ってきて。
そして、床で転がってるルヴィアを見下ろした。
「…何だこれは?新種の人型生命体か?」
「…一応人間だ…」
これって言うな。俺の部下なんだぞ。
優秀なんだぞこれでも。…多分。
「一体何事があってこんなことに?」
「分からん。でも多分…」
ルレイアと顔を見合わせる。
ルヴィアがこうなる理由と言ったら…一つしかない。
「…捨てられたな」
「捨てられましたね」
間違いなく、嫁に捨てられたのだろう。
でなきゃ、ルヴィアがこうなる訳がない。
「とにかく事情を聞きたいんだが、正気に戻す方法が分からない」
「成程。ちょっと待ってくれ」
ルリシヤは床でゴロゴロしているルヴィアを捕まえ。
「ふんっ」
脳天に、ルリシヤチョップを入れた。
すると。
「ふぁっ!」
ルヴィアが、現実に帰ってきた。
「あ、あれ…?嫁は何処…?俺は誰…?」
ただし、まだ正気かどうかは不明。
お前はルヴィアだぞ。
「ルヴィア…。生きてるか?」
「…はい…」
よし、返事は出来るな。
「済まんな、ルリシヤ…。恩に着る…」
お前がいなかったら、ルヴィアは今頃悶死していたかもしれない。
「気にするな、ルルシー先輩。先週も新たに、寝室に高スペックカメラを仕掛けさせてもらったし。そのお礼だ」
ルリシヤは爽やかにそう言って、颯爽と去っていった。
…あいつ、今とんでもないこと言って行かなかった?
帰ってから、寝室を徹底的に洗おう。


