The previous night of the world revolution5~R.D.~

…また、別の日。

その日は、休日であった。




「あれ?ルーチェス君。さっきお昼食べたばかりなのに、どうしたの?」

先程、お昼に僕が作った和風パスタとサラダを食べた後。

僕は、またしてもキッチンに立っていた。

「あぁ、はい。夕食の仕込みを始めようかと」

「えぇ!もう?」

「はい。今日は折角の休日なので、ちょっと手の込んだ料理を作ろうと思って」

「えぇ~?折角のお休みだから、ルーチェス君とイチャイチャして、それから一緒にジグソーパズルしようと思ってたのにぃ」

「大丈夫です。煮込んでる間にいちゃつきますから」

ずっと付きっきりって訳じゃない。

僕だってイチャイチャして、セカイさんと遊びたいし。

「煮込み料理?何作るの?」

「今日はちょっと本格的に、牛テールのワイン煮込みを」

「すごーい!そんなの食べたことない!」

セカイさん、感激。

「上手く作れるか分かりませんけどね」

「ルーチェス君なら大丈夫だよ!お夕飯楽しみだな~」

作る前からこんなに喜んでくれるとは。

作り甲斐があるというものだ。