The previous night of the world revolution5~R.D.~

「まだ序章なんですけど…」

「…序章からいきなりぶっ飛び過ぎてるよ…。冗談?冗談なの?」

「僕はあなたに、嘘はつきませんよ」

「なんか世間知らずなところがあるなぁとは思ってたけど…。ベルガモット王家って、もしかして…アルティシア様の血縁、ってこと?」

世間知らずか。確かにそれはあるかもしれない。

およそ、世間とはかけ離れた生活してたし。

「血縁って言うか…実の弟です」

「…」

「今朝まで僕、王宮にいたんです。もう王位継承権放棄したんですけど」

「…」

「…あ、続き良いですか?」

「ちょっと待って…。その前に、現状を整理させて…」

あ、はい。

夫婦の話し合いは大事だからな。

時間をかけて悪いことはない。

「…つまりルーチェス君って、王子様だったの?」

「えぇ」

「…何で王子様が、風俗店に来てたの!?」

「あぁ、それはルティス歴某年に、ルレイア師匠と…」

「分かった。水差してごめん。生まれた年からもう一回話してくれる?」

了解。

「で、ベルガモット王室で、皇太子として帝王学を学びながら、13歳くらいで海外留学。二年を過ごす」

「…」

「姉のローゼリアの汚職事件のせいで国王になる気がなくなったので、武に磨きをかけて、いつか王室を出ることを決め、ルティス歴某年、『青薔薇連合会』に単身殴り込んで、『青薔薇連合会』幹部のルレイア・ティシェリーさんに弟子入り」

「…」

さっきから無言なんだけど、ちゃんと聞いてるかな。

突っ込みもなし。

色々はしょり過ぎたか?