そう。
僕は、既に婚約済みである。
相手が誰かなんて、言わずとも分かるな?
僕が処女を奪ったのだから、責任を取るのは当たり前である。
婚約指輪も送ったしな。
結婚の為に、花嫁修業ならぬ、花婿修業として、炊事と料理も習得した。
あとは結婚を待つのみである。
「い…いつの間に…?」
「もう結構前になりますかね…?宝石商呼んでもらったじゃないですか。婚約指輪買う為に」
「…!!あれは、そういう意味で!?」
「…?何の意味だと思ってたんですか?」
「て、てっきりご自分の装飾品を購入されたのかと…!」
何で、僕が自分の為に装飾品なんて買わなきゃならないんだ。
要らないよそんなの。
「こ、婚約というのは!女王陛下と、皇太后様と、帝国騎士団と、その他諸々王室関係者が賛同して、初めて為されるものです!誰が、どなたと勝手に結婚を決めたのですか!」
「僕が、セカイさんと結婚を決めました」
「~っ!!」
ぼんくらな姉や、尻軽の母や、王室関係者の意見など知ったことか。
自分の結婚相手くらい、自分で探すし、自分で決める。
「い、一体誰なのです、そのセカイという人は!何処の貴族の娘ですか!」
「え。貴族じゃありませんよ?」
「…は?」
「貴族じゃありません。一般女性の方です」
「…」
「父親が不明で、母子家庭だったそうなんですが、母親が逃げて孤児院育ちだそうです」
まぁ、その間親戚をたらい回しにされたそうだが、そこは省いて。
「で、今は帝都の夜の繁華街で、風俗店に勤めています。僕と会ったのも、その店なんですよ」
「…」
「あ、心配しなくても、風俗店と言っても本番をやる店じゃないんで。精々『やんわりえっち』くらいですから」
「…」
「あ、歳は僕の一つ上です。僕が彼女の処女を奪っちゃったので、責任取って結婚することにしました」
「…」
「…レスリー?」
レスリーは、しばらくわなわなと震えていたかと思うと。
白目を剥いて、その場にばったりと倒れた。
え、嘘。
「レスリー…生きてます?」
ゆさゆさ、と揺さぶってみる。
ぴくりとも動かない。
「…レスリー。あなたのことは…忘れません」
「…勝手に…殺さないでくださいませ…」
あ、生きてた。
僕は、既に婚約済みである。
相手が誰かなんて、言わずとも分かるな?
僕が処女を奪ったのだから、責任を取るのは当たり前である。
婚約指輪も送ったしな。
結婚の為に、花嫁修業ならぬ、花婿修業として、炊事と料理も習得した。
あとは結婚を待つのみである。
「い…いつの間に…?」
「もう結構前になりますかね…?宝石商呼んでもらったじゃないですか。婚約指輪買う為に」
「…!!あれは、そういう意味で!?」
「…?何の意味だと思ってたんですか?」
「て、てっきりご自分の装飾品を購入されたのかと…!」
何で、僕が自分の為に装飾品なんて買わなきゃならないんだ。
要らないよそんなの。
「こ、婚約というのは!女王陛下と、皇太后様と、帝国騎士団と、その他諸々王室関係者が賛同して、初めて為されるものです!誰が、どなたと勝手に結婚を決めたのですか!」
「僕が、セカイさんと結婚を決めました」
「~っ!!」
ぼんくらな姉や、尻軽の母や、王室関係者の意見など知ったことか。
自分の結婚相手くらい、自分で探すし、自分で決める。
「い、一体誰なのです、そのセカイという人は!何処の貴族の娘ですか!」
「え。貴族じゃありませんよ?」
「…は?」
「貴族じゃありません。一般女性の方です」
「…」
「父親が不明で、母子家庭だったそうなんですが、母親が逃げて孤児院育ちだそうです」
まぁ、その間親戚をたらい回しにされたそうだが、そこは省いて。
「で、今は帝都の夜の繁華街で、風俗店に勤めています。僕と会ったのも、その店なんですよ」
「…」
「あ、心配しなくても、風俗店と言っても本番をやる店じゃないんで。精々『やんわりえっち』くらいですから」
「…」
「あ、歳は僕の一つ上です。僕が彼女の処女を奪っちゃったので、責任取って結婚することにしました」
「…」
「…レスリー?」
レスリーは、しばらくわなわなと震えていたかと思うと。
白目を剥いて、その場にばったりと倒れた。
え、嘘。
「レスリー…生きてます?」
ゆさゆさ、と揺さぶってみる。
ぴくりとも動かない。
「…レスリー。あなたのことは…忘れません」
「…勝手に…殺さないでくださいませ…」
あ、生きてた。


