The previous night of the world revolution5~R.D.~

「…では、そろそろ俺のレッスンを始めましょうか」

と、ルレイアがいきなり言い出した。

…俺のレッスン?

「何と言っても、女を虜にするには、セックステク!これを磨かないことには、女は逃げていきますよ」

おい、今良い話してたところなんだぞ。

水を差すな。

一気に話が下品な方向に。

「別室に、練習用の女を三匹ほど待機させてます。実習と行きましょう」

何だと?お前。

モルモットじゃないんだぞ。

「分かりました。是非教えてください、ルレイア師匠」

お前も断れよ。

何目を輝かせて、ついていこうとしてるんだ。

「じゃあ行きますか~。俺が、女を虜にするセックステクを伝授します」

「素晴らしい。実に光栄です」

「おい待て。お前ら、何処に行こうとしてるんだ!」

要らんもんを伝授されんで良い。

なんとかルーチェスを止めようとしたが、しかし。

何を思ったか、ルリシヤが。

「ルレイア先輩。ルルシー先輩が寂しがってるぞ。弟子ばかり相手して、自分に構ってくれないって」

貴様。

いつ誰がそんなことを。

案の定ルレイアは、目をきらんきらんさせて振り返った。

「ルルシー!大丈夫ですよ、こっちが終わったら、ルルシーには俺から、密室で個人レッスンをしてあげますから!」

「そうじゃねぇ!ルリシヤ、適当なことを言うな!そうじゃなくて…」

「じゃ、行ってきますね!後で戻ってくるので!それまで待っててくださいね~」

ルレイアは笑顔でそう言って、ルーチェスを連れて、部屋を出ていった。

…。

…とりあえず、ルリシヤ。

「お前、一生恨むからな」

「失礼だなルルシー先輩。俺はルルシー先輩の心の中を代弁しただけだぞ?」

言っとくが、俺はルレイアがルーチェスばかりに構って、寂しいなんて思ってないからな。

…思ってないからな。