「さて…やるか」
皇太子の私室と言うのは、無駄に広い。
ここでバスケットボールの試合が出来るくらい。
何なら野球も出来そう。
この広さを、掃除するのは大変だ。
しかし、やってやれないことはなかろう。
ほら、掃除と洗濯はアホでも出来るが、料理は頭を使う、って言うだろ?
つまり料理が出来た僕は、掃除くらい、難なくクリア出来るはずなのだ。
その為に今日も、通販で本を買ってきた。
その名も『猿でも分かる!初心者の掃除テクニック』。
この本、結構シリーズあるんだね。
猿でも出来るオムライスを作れたんだから、猿でも出来る掃除くらい、軽くこなせるよなぁ?
「えー、まずは、はたきで高いところの埃を払う…」
成程。
高いところには、埃が積もるからな。
僕は、掃除婦の用具入れから拝借してきたはたきを手に、はたはたとあちこちをはたいた。
「…」
うん。
びっくりするくらい、埃が落ちてこない。
普段、どんだけ掃除婦が丁寧に掃除してくれてるんだって話。
シャンデリアも、埃一つついてない。
掃除婦さん達の頑張りに、感謝である。
でも、これじゃ掃除のし甲斐がない。
僕の部屋、いくらなんでも綺麗過ぎない?
「これじゃ、掃除してるんだか、余計なことしてるんだか…」
分かったもんじゃないな。
まぁ、あれだ。
ポーズだけでも良い。
大事なのは、掃除の手順を学ぶことである。
それにしても、僕の部屋広過ぎ。
こんなにスペース要らないだろ。
ベッドは大きい方が良いよ?エロ本隠すのに必要だから。
でも、このバスケットコートみたいな広さは何なんだ。
部屋が広いって、良いことのように見えて、掃除する側から見たら、凄く面倒臭いんだなって。
大事なことに気がついた。
やってみて分かる。掃除の大変さ。
はたきをかけるだけで、どんだけ時間かかってんだ。
「あー、今セカイさんが隣で、頑張れ~とか言ってくれたらなぁ…」
多分、めちゃくちゃやる気出るのに。
ぶつぶつ文句を言いながら、はたきをかけ。
次の工程は、いよいよ。
「あ、出た。掃除機をかける…」
本業、って感じだな。
皇太子の私室と言うのは、無駄に広い。
ここでバスケットボールの試合が出来るくらい。
何なら野球も出来そう。
この広さを、掃除するのは大変だ。
しかし、やってやれないことはなかろう。
ほら、掃除と洗濯はアホでも出来るが、料理は頭を使う、って言うだろ?
つまり料理が出来た僕は、掃除くらい、難なくクリア出来るはずなのだ。
その為に今日も、通販で本を買ってきた。
その名も『猿でも分かる!初心者の掃除テクニック』。
この本、結構シリーズあるんだね。
猿でも出来るオムライスを作れたんだから、猿でも出来る掃除くらい、軽くこなせるよなぁ?
「えー、まずは、はたきで高いところの埃を払う…」
成程。
高いところには、埃が積もるからな。
僕は、掃除婦の用具入れから拝借してきたはたきを手に、はたはたとあちこちをはたいた。
「…」
うん。
びっくりするくらい、埃が落ちてこない。
普段、どんだけ掃除婦が丁寧に掃除してくれてるんだって話。
シャンデリアも、埃一つついてない。
掃除婦さん達の頑張りに、感謝である。
でも、これじゃ掃除のし甲斐がない。
僕の部屋、いくらなんでも綺麗過ぎない?
「これじゃ、掃除してるんだか、余計なことしてるんだか…」
分かったもんじゃないな。
まぁ、あれだ。
ポーズだけでも良い。
大事なのは、掃除の手順を学ぶことである。
それにしても、僕の部屋広過ぎ。
こんなにスペース要らないだろ。
ベッドは大きい方が良いよ?エロ本隠すのに必要だから。
でも、このバスケットコートみたいな広さは何なんだ。
部屋が広いって、良いことのように見えて、掃除する側から見たら、凄く面倒臭いんだなって。
大事なことに気がついた。
やってみて分かる。掃除の大変さ。
はたきをかけるだけで、どんだけ時間かかってんだ。
「あー、今セカイさんが隣で、頑張れ~とか言ってくれたらなぁ…」
多分、めちゃくちゃやる気出るのに。
ぶつぶつ文句を言いながら、はたきをかけ。
次の工程は、いよいよ。
「あ、出た。掃除機をかける…」
本業、って感じだな。


