The previous night of the world revolution5~R.D.~

それなのに。

「ルーチェスが一番に選んで良いですよ。初めてですし」

「ありがとうございます」

そこは遠慮しろ。

少しは恥じらえ。

しかし、ルーチェスは素知らぬ顔で、タッチパネルをポチポチ。

「あ、この嬢はなかなか良いぞ。俺も以前来たときお世話になった」

ルリシヤが、一人の女の子の写真を指差した。

おい。お前、常習的に通ってたのか。

「おっぱいが大きくてな、夢が広がるぞ。おすすめだ」

「そうなんですか?でも、僕ちっぱい派なんですよね」

「何?その歳でこだわりがあるとは…。さすがルレイア先輩の弟子だ」

「ルーチェスさんって、ちなみに、男でもイケる派です?」

「余裕ですね」

俺はもう、この会話についていけない。

本気で帰りたい。

このお坊っちゃん、何ならその辺の男子より男子してるぞ。

男でもイケるって、マジかよ。

「最近の愛読書は、BLコミックですし」

「へぇ~。じゃあ、今度男同士でえっちするお店にも、連れてってあげますね」

「ありがとうございます」

お前は自分の弟子を、どの方向に連れていこうとしてるんだ?

「それで、今日のところはどれにします?一番胸が小さいのはこの商品ですけど」

商品言うな。

「うーん。でも僕ロングヘアよりミディアムヘア派なんで」

「こだわってますね~」

「長いことエロ本で満たすしかなかったんで、こだわりだけはあるんですよ」

何の話をにこやかにしてるんだ。

マジで頭痛くなってきた。

「とりあえず今日はやんわりだし…。この子にしますね」

ポチっ、と「購入」ボタンを押すルーチェス。

なんて潔いんだ。

途端に、その女の子の画像に、「SOLD」の文字が。

売り切れましたじゃねぇよ。

「むむっ、その子、うちのナンバーワン人気ですよ。見る目ありますね~」

「悪いがルレイア先輩、このおっぱい大きい子は、俺が買うぞ」

「あぁ良いですよ。どうせ、ここの嬢は全員俺の女ですし」

同じく躊躇いなく、しかも慣れた手つきで購入ボタンを押すルリシヤと。

適当に画像を眺め、これまた慣れた手つきで購入ボタンを押すルレイア。

「…はい、どうぞルルシー」

「…どうぞじゃねぇよ…」

この変態三人組に囲まれて。

俺は、どうすれば良いんだよ。