壮絶な、ルルシー争奪戦。
苛烈極まるこの戦場で、現在、圧倒的優位に立っているのは、金の力に物を言わせた俺の人生最大のライバル、ルリシヤ・クロータス。
認めねばなるまい。お前は我が好敵手だと。
しかし。
「俺はこの戦いに勝って…そしてルルシーと結婚する…。そう決めたんです!」
「ほう。まだ抗うか…。ルレイア先輩がいかに抗ったところで、俺達の勝敗は歴然。無駄な抵抗だ…!」
「いいえ、まだです。俺は…俺はまだ負けてない。ルルシーを諦めてない!」
「…やべぇ。なんかアニメのラスボス対決みたいになってる…!アリューシャテンション上がってきた!」
「ルレイア、格好良い…!頑張って!」
「何の戦いしてんだ。お前ら、勝手に俺を優勝商品扱いすんな!どっちが勝ってもお前らのものにはならねぇよ!」
「そもそも、最初は勝負じゃなかったはずなんだけどね」
何だか白熱してきたぞ。
これぞ負けられない、命を懸けた戦い。
「さぁ、見せてみろルレイア先輩。俺の仮面に打ち勝つ強さを。ルルシー先輩への愛の大きさを…!」
「…えぇ。お望みなら見せてあげましょう。これが俺の…ルルシーへの愛です!」
さぁ、全人類よ。
刮目せよ。
俺はルルシーの前に跪き、ポケットに忍ばせていたリングケースを取り出した。
その中には、黒々としたペアリングが輝いていた。
苛烈極まるこの戦場で、現在、圧倒的優位に立っているのは、金の力に物を言わせた俺の人生最大のライバル、ルリシヤ・クロータス。
認めねばなるまい。お前は我が好敵手だと。
しかし。
「俺はこの戦いに勝って…そしてルルシーと結婚する…。そう決めたんです!」
「ほう。まだ抗うか…。ルレイア先輩がいかに抗ったところで、俺達の勝敗は歴然。無駄な抵抗だ…!」
「いいえ、まだです。俺は…俺はまだ負けてない。ルルシーを諦めてない!」
「…やべぇ。なんかアニメのラスボス対決みたいになってる…!アリューシャテンション上がってきた!」
「ルレイア、格好良い…!頑張って!」
「何の戦いしてんだ。お前ら、勝手に俺を優勝商品扱いすんな!どっちが勝ってもお前らのものにはならねぇよ!」
「そもそも、最初は勝負じゃなかったはずなんだけどね」
何だか白熱してきたぞ。
これぞ負けられない、命を懸けた戦い。
「さぁ、見せてみろルレイア先輩。俺の仮面に打ち勝つ強さを。ルルシー先輩への愛の大きさを…!」
「…えぇ。お望みなら見せてあげましょう。これが俺の…ルルシーへの愛です!」
さぁ、全人類よ。
刮目せよ。
俺はルルシーの前に跪き、ポケットに忍ばせていたリングケースを取り出した。
その中には、黒々としたペアリングが輝いていた。


