そうか。
そういうことか。
理解出来ないとは言うまい。
集団を守る為に、個を切り捨てる。
個の犠牲で集団を守れるのなら、それが正しいのだろう。
それが正義と言うべきなのだろう。
人の上に立つ者なら、それを正義と呼ばなくてはならないのだろう。
例え、どんなに間違っていても。
でも。
でも、僕は。
「…個を切り捨てる集団に、未来はありません」
たった一人すら守れない集団なんて、壊れてしまえ。
ましてや、下らない王家の威信の為に捧げる命など…。
「…王族の犬め」
「…王族であるあなたから言われるのであれば、それは褒め言葉なのでしょうね」
このときに、僕は誓った。
決して、帝国騎士団には入るまいと。
綺麗事では、誰も守れない。
誰も救えない。自分でさえも。
ならば、名誉などなくしても。
権威などなくしても。
僕は、自分が守ると誓ったものを守れる、存在でありたい。
そういうことか。
理解出来ないとは言うまい。
集団を守る為に、個を切り捨てる。
個の犠牲で集団を守れるのなら、それが正しいのだろう。
それが正義と言うべきなのだろう。
人の上に立つ者なら、それを正義と呼ばなくてはならないのだろう。
例え、どんなに間違っていても。
でも。
でも、僕は。
「…個を切り捨てる集団に、未来はありません」
たった一人すら守れない集団なんて、壊れてしまえ。
ましてや、下らない王家の威信の為に捧げる命など…。
「…王族の犬め」
「…王族であるあなたから言われるのであれば、それは褒め言葉なのでしょうね」
このときに、僕は誓った。
決して、帝国騎士団には入るまいと。
綺麗事では、誰も守れない。
誰も救えない。自分でさえも。
ならば、名誉などなくしても。
権威などなくしても。
僕は、自分が守ると誓ったものを守れる、存在でありたい。


