見ているだけで、こんなに恐ろしい戦いがあるだろうか。
手に汗握る、とはこのことだ。
加勢に入りたいが、その隙すら見つけられない。
あの、見るからに重そうな重量系の武器を、何故あそこまで素早く扱えるのだ。
まるで、ルレイアのようだ。
ルリシヤは、持ち前の手先の器用さで、激しい敵の打ち込みをナイフでいなしているが。
それもいつまで持つのかと、ハラハラして仕方なかった。
あんな重い刃を、細いナイフでいつまで持ちこたえられるのか…。
そして。
あまりにもあっさりと、そのときがやって来た。
一体何十の刃を受け止めたのか。
ルリシヤの左手のナイフが、パキッ、と音を立てて折れた。
「…!」
俺は咄嗟に動きかけたが、ルリシヤはそれすらも想定内だった。
迫る狐面の男に、ルリシヤはずっと使っていなかった右手の拳銃を向けた。
しかし。
「…っ」
放たれた弾丸は、両剣の上刃に弾かれた。
そして、返す下刃が、避けきれなかったルリシヤの肩を掠めた。
辺りに舞った血飛沫に、俺は一瞬で頭が沸騰した。
だが、その前に。
「!」
狐面の男が、ハッとして後ろを向き、両剣を振るった。
金属が弾けるような音がした。
アリューシャの狙撃を、両剣の刃で弾いたのだ。
ルリシヤの肩から血飛沫が舞ったのを見て、すぐに撃ったのだろう。
その弾丸は弾かれたが。
しかし。
「チェックメイトだ」
「…!」
ルリシヤ相手に、一瞬でも隙を晒したのが、運の尽き。
ルリシヤは片手を床につき、足を振り上げ。
踵に仕込んだスタンガンを、敵の左手にぶつけた。
バチンッ!と激しい音がした。
手に汗握る、とはこのことだ。
加勢に入りたいが、その隙すら見つけられない。
あの、見るからに重そうな重量系の武器を、何故あそこまで素早く扱えるのだ。
まるで、ルレイアのようだ。
ルリシヤは、持ち前の手先の器用さで、激しい敵の打ち込みをナイフでいなしているが。
それもいつまで持つのかと、ハラハラして仕方なかった。
あんな重い刃を、細いナイフでいつまで持ちこたえられるのか…。
そして。
あまりにもあっさりと、そのときがやって来た。
一体何十の刃を受け止めたのか。
ルリシヤの左手のナイフが、パキッ、と音を立てて折れた。
「…!」
俺は咄嗟に動きかけたが、ルリシヤはそれすらも想定内だった。
迫る狐面の男に、ルリシヤはずっと使っていなかった右手の拳銃を向けた。
しかし。
「…っ」
放たれた弾丸は、両剣の上刃に弾かれた。
そして、返す下刃が、避けきれなかったルリシヤの肩を掠めた。
辺りに舞った血飛沫に、俺は一瞬で頭が沸騰した。
だが、その前に。
「!」
狐面の男が、ハッとして後ろを向き、両剣を振るった。
金属が弾けるような音がした。
アリューシャの狙撃を、両剣の刃で弾いたのだ。
ルリシヤの肩から血飛沫が舞ったのを見て、すぐに撃ったのだろう。
その弾丸は弾かれたが。
しかし。
「チェックメイトだ」
「…!」
ルリシヤ相手に、一瞬でも隙を晒したのが、運の尽き。
ルリシヤは片手を床につき、足を振り上げ。
踵に仕込んだスタンガンを、敵の左手にぶつけた。
バチンッ!と激しい音がした。


