「それ、種はどうなってるんだ?」
「無粋だな、ルルシー先輩…。マジックの種明かしを希望するとは」
いや、だって気になるだろ?
皆も気になるだろ?
それどうやったの?みたいな。
「まぁ良い。大したことはしてないぞ」
「…?」
ルリシヤは、持っていたトランプのカードを、全部裏返した。
「元々このトランプ、全部ハートのエースだから」
ずっこけた。
「くっ…だらねぇ…!」
こんなもんに、一瞬でも騙された自分が馬鹿らしい。
マジックの種明かしなんて、実際こんなもんだ。
どれ引いても、結局全部ハートのエースなのかよ。
しかし。
「うひょほぉぉ!何それ面白そう!アリューシャもやりたい!」
「良いぞ、アリューシャ先輩。貸してあげよう」
「やったー!はい、アイ公。好きなの引いて」
おい、アイズでやるのかよ。
今種明かししただろ。
しかし。
「んー、じゃあこれね」
付き合ってあげるアイズ。さすがは保護者。
種の分かっているマジックほど、つまらないものはないだろうに。
付き合ってあげるのかお前は。優しいな。
「じゃあこれにー、アリューシャがアリューシャマジックをかけて…」
シャッフルしようとするが、下手くそなので、パラパラカードが落ちてる。
おいおい、マジシャン。見えてる。種全部見えてるぞ。
シャッフル下手くそ過ぎだろ。
「はいっ!アイ公が選んだのは…ハートのエースだな!?」
「わー。当たりだよ。凄いねぇアリューシャ」
「だろ!?やべぇこれマジやべぇ!楽しい!」
何の茶番だ。
あぁ、頭が痛い…。
眉間に酔った皺を指で撫でていると、何を勘違いしたのか、シュノが。
「ルルシー?ルレイアがいないから寂しいの?」
違う。そうじゃない。
アリューシャに呆れてるだけだ。
「分かるわ。私もルレイアいなくて、寂しいもの。早く帰ってきてくれると良いね」
「シュノ…」
なんか、もう訂正する気にもなれない。
良いや、もう…。諦めよう。
それより俺は仕事を、と。
思った、そのときだった。
「ルルシーさん!すぐに来てください!」
部下の一人が、息を切らせて俺の部屋に飛び込んできた。
「無粋だな、ルルシー先輩…。マジックの種明かしを希望するとは」
いや、だって気になるだろ?
皆も気になるだろ?
それどうやったの?みたいな。
「まぁ良い。大したことはしてないぞ」
「…?」
ルリシヤは、持っていたトランプのカードを、全部裏返した。
「元々このトランプ、全部ハートのエースだから」
ずっこけた。
「くっ…だらねぇ…!」
こんなもんに、一瞬でも騙された自分が馬鹿らしい。
マジックの種明かしなんて、実際こんなもんだ。
どれ引いても、結局全部ハートのエースなのかよ。
しかし。
「うひょほぉぉ!何それ面白そう!アリューシャもやりたい!」
「良いぞ、アリューシャ先輩。貸してあげよう」
「やったー!はい、アイ公。好きなの引いて」
おい、アイズでやるのかよ。
今種明かししただろ。
しかし。
「んー、じゃあこれね」
付き合ってあげるアイズ。さすがは保護者。
種の分かっているマジックほど、つまらないものはないだろうに。
付き合ってあげるのかお前は。優しいな。
「じゃあこれにー、アリューシャがアリューシャマジックをかけて…」
シャッフルしようとするが、下手くそなので、パラパラカードが落ちてる。
おいおい、マジシャン。見えてる。種全部見えてるぞ。
シャッフル下手くそ過ぎだろ。
「はいっ!アイ公が選んだのは…ハートのエースだな!?」
「わー。当たりだよ。凄いねぇアリューシャ」
「だろ!?やべぇこれマジやべぇ!楽しい!」
何の茶番だ。
あぁ、頭が痛い…。
眉間に酔った皺を指で撫でていると、何を勘違いしたのか、シュノが。
「ルルシー?ルレイアがいないから寂しいの?」
違う。そうじゃない。
アリューシャに呆れてるだけだ。
「分かるわ。私もルレイアいなくて、寂しいもの。早く帰ってきてくれると良いね」
「シュノ…」
なんか、もう訂正する気にもなれない。
良いや、もう…。諦めよう。
それより俺は仕事を、と。
思った、そのときだった。
「ルルシーさん!すぐに来てください!」
部下の一人が、息を切らせて俺の部屋に飛び込んできた。


