さて、ここまでルルシーシュノさんと、大変良い流れが出来ている。
ここで三番目に登場するのは、我らが『青薔薇連合会』の頼れる超絶技巧スナイパー、アリューシャ。
「よーし!次はアリューシャの番だな!皆の者!目ん玉かっ開いてよ~く見やがれ!」
「見やがれって言われてもな…。既にお前の後ろに段ボール見えてるから…」
こらこらルルシー。それは言わない約束。
「アリューシャはこれだ!」
ででーん、と三つ重なる段ボール箱。
大きさだけなら、これまでの二人を遥かに凌駕している。
この中には一体、何が隠されているのか…。
…と、言いたいところだが。
ルルシーの言う通り、段ボール箱に商品名が書いてあるから、見せてもらうまでもなくモロバレ。
「刮目せよ、全国のチビッ子達!アリューシャは君達の夢を、一歩先に叶えさせてもらったぜ!」
アリューシャ、超ハイテンションで段ボール箱を開ける。
中には、ポテトチップスがぎっしり詰まっていた。
「これぞ、ポテチ箱買い!どうだ凄いだろうルル公!羨ましいだろう!」
「いや…。別に全然羨ましくないけど…」
「何だと!?貴様、これをただのポテチだと思ってるな!?」
「ただのポテチじゃなかったら何なんだよ。ただのポテチじゃないか」
それを言ったらおしまいよ、ルルシー。
「ただのポテチ!?ポテチを馬鹿にする者はポテチに泣くって、『ふるしき』に書いてあっただろ!」
ふるしき?
全員が首を傾げる中、アイズがすかさず。
「アリューシャ、それを言うなら『古事記』ね」
「それだそれ!」
あぁ『古事記』ね…。ふるしき、成程。
「書いてねぇし、そんなの聞いたことはねぇ」
「あールル公がポテチのこと馬鹿にした!あーあ!PTAに言いつけてやるからな」
「勝手に言え」
PTAもそんな苦情来たら、びっくりするだろうね。
は?ポテチ?みたいな。
それはともかく。
「しかもこれLサイズだぞ!Lサイズ!」
ちょっとリッチなポテチだね。
一人で食べるにはやや贅沢なボリューム。
「そしてうすしお、コンソメパンチ、のりしおの三種類を揃えてある」
「…ふーん…」
ルルシー、そんな興味なさそうな。
もうちょっと相手してあげようよ。
「どうだ、凄いだろう。アイ公にポチってもらったんだぜ」
「またかよ…。自分で買いに行けよ…」
ってことは、アイズは今日アリューシャが何を用意してきたのか、知ってたってことだな。
憎いじゃないか。
「これでケーキ屋は潰れないな。皆で食おうぜポテチ!」
「良かったねーアリューシャ。ポテチたくさんだね」
「アイズ…。お前がそうやって甘やかすから…」
「良いじゃないかルルシー先輩。俺はポテチ好きだぞ」
俺も好き。
それにさ、一般家庭において「贅沢」、「豪遊」って言ったら、きっとこういうことだよ。
ルティス帝国の全市民が、こういうささやかな贅沢をすれば。
きっと、不景気も回復出来るんだろうになぁ。
ここで三番目に登場するのは、我らが『青薔薇連合会』の頼れる超絶技巧スナイパー、アリューシャ。
「よーし!次はアリューシャの番だな!皆の者!目ん玉かっ開いてよ~く見やがれ!」
「見やがれって言われてもな…。既にお前の後ろに段ボール見えてるから…」
こらこらルルシー。それは言わない約束。
「アリューシャはこれだ!」
ででーん、と三つ重なる段ボール箱。
大きさだけなら、これまでの二人を遥かに凌駕している。
この中には一体、何が隠されているのか…。
…と、言いたいところだが。
ルルシーの言う通り、段ボール箱に商品名が書いてあるから、見せてもらうまでもなくモロバレ。
「刮目せよ、全国のチビッ子達!アリューシャは君達の夢を、一歩先に叶えさせてもらったぜ!」
アリューシャ、超ハイテンションで段ボール箱を開ける。
中には、ポテトチップスがぎっしり詰まっていた。
「これぞ、ポテチ箱買い!どうだ凄いだろうルル公!羨ましいだろう!」
「いや…。別に全然羨ましくないけど…」
「何だと!?貴様、これをただのポテチだと思ってるな!?」
「ただのポテチじゃなかったら何なんだよ。ただのポテチじゃないか」
それを言ったらおしまいよ、ルルシー。
「ただのポテチ!?ポテチを馬鹿にする者はポテチに泣くって、『ふるしき』に書いてあっただろ!」
ふるしき?
全員が首を傾げる中、アイズがすかさず。
「アリューシャ、それを言うなら『古事記』ね」
「それだそれ!」
あぁ『古事記』ね…。ふるしき、成程。
「書いてねぇし、そんなの聞いたことはねぇ」
「あールル公がポテチのこと馬鹿にした!あーあ!PTAに言いつけてやるからな」
「勝手に言え」
PTAもそんな苦情来たら、びっくりするだろうね。
は?ポテチ?みたいな。
それはともかく。
「しかもこれLサイズだぞ!Lサイズ!」
ちょっとリッチなポテチだね。
一人で食べるにはやや贅沢なボリューム。
「そしてうすしお、コンソメパンチ、のりしおの三種類を揃えてある」
「…ふーん…」
ルルシー、そんな興味なさそうな。
もうちょっと相手してあげようよ。
「どうだ、凄いだろう。アイ公にポチってもらったんだぜ」
「またかよ…。自分で買いに行けよ…」
ってことは、アイズは今日アリューシャが何を用意してきたのか、知ってたってことだな。
憎いじゃないか。
「これでケーキ屋は潰れないな。皆で食おうぜポテチ!」
「良かったねーアリューシャ。ポテチたくさんだね」
「アイズ…。お前がそうやって甘やかすから…」
「良いじゃないかルルシー先輩。俺はポテチ好きだぞ」
俺も好き。
それにさ、一般家庭において「贅沢」、「豪遊」って言ったら、きっとこういうことだよ。
ルティス帝国の全市民が、こういうささやかな贅沢をすれば。
きっと、不景気も回復出来るんだろうになぁ。


