こうして、街に繰り出した俺達二人。
「ふんふふんふ~ん♪ルルシーとデート~♪」
ルレイアが嬉そうで何より。
ルレイアが楽しそうだと、なんかこっちまで伝染してくる気がする。
俺だけだろうか?
まぁ、あれだ。
こいつが荒れてたり怒ってたりすると、大抵ろくなことにならないから。
ましてやショックで落ち込んだりなんかしてたら、俺も気が気じゃないからな。
機嫌良くしてくれてる方が良い。
などと考えながら、カラオケ屋に到着。
いつもの行きつけのカラオケ屋である。
ところで。
あまり曜日の観念がない俺達だが、実は、今日は日曜日だった。
「こんにちは~。部屋空いてます?」
カウンターに声をかけると、奥から女性の店員が顔を出した。
「申し訳ありません。今、丁度満室で…はっ!」
女性店員は、ルレイアの顔を見るなり、身体を硬直させた。
…?
今、満室って言ったよな?
今日は日曜日。予約している訳でもない俺達がいきなりやって来て、部屋が空いてないのも無理はな、
「俺、ルレイア・ティシェリーですけど」
満面笑みのルレイア。
「は、はいっ…。それはもう…存じ上げておりますっ…」
「…で、今何か言いました?満室とかなんとか…」
「と、とんでもございませんっ!す、すぐ部屋を準備します。少々お待ちくださいませっ!」
顔面蒼白の女性店員は、慌てて走り出していった。
…。
「…ルレイア」
「いやー、お部屋空いてて良かったですね~」
空いてたんじゃねぇ。
空けさせたんだろ。お前が無理矢理。権力で。
我が相棒ながら、なんて恐ろしい奴だ…と思っていると。
息を切らした女性店員が、戻ってきた。
「お、お待たせ致しましたっ…。409号室を空けっ…空いておりますので、どうぞ」
「はいはーい。どうも~」
…無理矢理空けてくれたんだな。ごめんな。
本当申し訳ない。こんな無茶苦茶な相棒で。
謝っても謝りきれないよ。
心の中で女性店員に謝罪しながら、俺達は用意してもらった部屋に向かった。
「えっと、409号室って言ったよな…」
409…409…あ、そこだな。
「ルレイア、409号室、そこ…」
「ん?あぁ、ここですね」
「え、ちょ、ちが」
ルレイアは、409号室ではなく。
何故か、隣の408号室の扉を開けた。
おいおい、人様が歌ってるところに間違えて入ったら、気不味いことにな、
「おっ、ルルシー。嫁に捨てられて、悲しくヒトカラに興じるルヴィアさんがいますよ~」
「!?」
なんとその部屋にいたのは、俺の部下、ルヴィアであった。
「ふんふふんふ~ん♪ルルシーとデート~♪」
ルレイアが嬉そうで何より。
ルレイアが楽しそうだと、なんかこっちまで伝染してくる気がする。
俺だけだろうか?
まぁ、あれだ。
こいつが荒れてたり怒ってたりすると、大抵ろくなことにならないから。
ましてやショックで落ち込んだりなんかしてたら、俺も気が気じゃないからな。
機嫌良くしてくれてる方が良い。
などと考えながら、カラオケ屋に到着。
いつもの行きつけのカラオケ屋である。
ところで。
あまり曜日の観念がない俺達だが、実は、今日は日曜日だった。
「こんにちは~。部屋空いてます?」
カウンターに声をかけると、奥から女性の店員が顔を出した。
「申し訳ありません。今、丁度満室で…はっ!」
女性店員は、ルレイアの顔を見るなり、身体を硬直させた。
…?
今、満室って言ったよな?
今日は日曜日。予約している訳でもない俺達がいきなりやって来て、部屋が空いてないのも無理はな、
「俺、ルレイア・ティシェリーですけど」
満面笑みのルレイア。
「は、はいっ…。それはもう…存じ上げておりますっ…」
「…で、今何か言いました?満室とかなんとか…」
「と、とんでもございませんっ!す、すぐ部屋を準備します。少々お待ちくださいませっ!」
顔面蒼白の女性店員は、慌てて走り出していった。
…。
「…ルレイア」
「いやー、お部屋空いてて良かったですね~」
空いてたんじゃねぇ。
空けさせたんだろ。お前が無理矢理。権力で。
我が相棒ながら、なんて恐ろしい奴だ…と思っていると。
息を切らした女性店員が、戻ってきた。
「お、お待たせ致しましたっ…。409号室を空けっ…空いておりますので、どうぞ」
「はいはーい。どうも~」
…無理矢理空けてくれたんだな。ごめんな。
本当申し訳ない。こんな無茶苦茶な相棒で。
謝っても謝りきれないよ。
心の中で女性店員に謝罪しながら、俺達は用意してもらった部屋に向かった。
「えっと、409号室って言ったよな…」
409…409…あ、そこだな。
「ルレイア、409号室、そこ…」
「ん?あぁ、ここですね」
「え、ちょ、ちが」
ルレイアは、409号室ではなく。
何故か、隣の408号室の扉を開けた。
おいおい、人様が歌ってるところに間違えて入ったら、気不味いことにな、
「おっ、ルルシー。嫁に捨てられて、悲しくヒトカラに興じるルヴィアさんがいますよ~」
「!?」
なんとその部屋にいたのは、俺の部下、ルヴィアであった。


