公平な、ルリシヤ式じゃんけんの結果。
トップバッターはルルシー、次にシュノさん、アリューシャ、アイズ、ルリシヤ、最後に俺という順番になった。
俺大トリだよ?やったね。
「それじゃ、ルルシーから行きましょう」
「…分かったよ。ほら。俺はこれだ」
そう言って、ルルシーはお洒落な紙袋を取り出した。
ほほう。これは何だろう。
「ルルシー、これは何?」
「ヴィンテージワインだ」
成程、そう来たか。
なかなか良いチョイス。さすがは俺のルルシー。
「おぉ…!良い奴じゃないですか、これ」
「結構奮発したからな」
箱から出して、銘柄を見せてもらう。
俺が経営している、会員限定高級風俗店でも出している銘柄だ。
しかも、それの年代物。
値段を言うと、ちょっと生々しいのだが。
地方のサラリーマンだったら、一本で年収が吹き飛びかねない額、とでも言っておこうか。
「ルルシー、そんなにワイン通でしたっけ?」
ルルシーもワインは飲むには飲むけど、こんなお高いヴィンテージワインに手を出すほど、ワインにこだわりがあるとは思ってなかった。
「ん?いや…。別に欲しいものなかったからな。それなら上等なワインでも買って、皆でワイワイ楽しむ方が良いかと思ってな」
「…!」
「ルレイアも、ワインは好きだろ?」
…ルルシー。あなたって人は。
愛しさと涎が溢れて、蕩けてしまいそうだ。
「ルルシー!しゅき!」
「うわっ、びっくりした。いきなりくっつくな!」
「じゃあ予告してくっつきます!今からくっつきますね!」
「いきなりじゃなければ良いとは言ってねぇよ!そもそもくっつくな!」
やだ。無理。
もうそんなこと言われたら、くっつかずにはいられないじゃないか。
ルルシーしゅき。
「良いワインだね、これ…。帝都でもなかなかお目にかかれないよ」
「そんなに凄いの?私、ワインにはあまり詳しくないけど…」
「ヴィンテージワインの中でも、一級品クラスだな」
アイズとシュノさん、ルリシヤは興味津々。
一方、アリューシャは。
「えぇ~?ワイン~?」
あまりピンと来てないらしい。
アリューシャ、お酒飲めないもんね。
飲めない人にとっては、いかにお高いワインだろうと、興味をそそられないのは当然だ。
しかし、そこは保護者アイズ。抜かりはない。
「大丈夫。これを飲むときは、アリューシャ用にぶどうカルピス用意してあげるから。一緒に飲もうね」
「やったぜ!ぶどうカルピス~♪」
あれ美味しいよね。
何対何で水割りするか、人によってこだわりも様々。
俺は薄めにするタイプ。
トップバッターはルルシー、次にシュノさん、アリューシャ、アイズ、ルリシヤ、最後に俺という順番になった。
俺大トリだよ?やったね。
「それじゃ、ルルシーから行きましょう」
「…分かったよ。ほら。俺はこれだ」
そう言って、ルルシーはお洒落な紙袋を取り出した。
ほほう。これは何だろう。
「ルルシー、これは何?」
「ヴィンテージワインだ」
成程、そう来たか。
なかなか良いチョイス。さすがは俺のルルシー。
「おぉ…!良い奴じゃないですか、これ」
「結構奮発したからな」
箱から出して、銘柄を見せてもらう。
俺が経営している、会員限定高級風俗店でも出している銘柄だ。
しかも、それの年代物。
値段を言うと、ちょっと生々しいのだが。
地方のサラリーマンだったら、一本で年収が吹き飛びかねない額、とでも言っておこうか。
「ルルシー、そんなにワイン通でしたっけ?」
ルルシーもワインは飲むには飲むけど、こんなお高いヴィンテージワインに手を出すほど、ワインにこだわりがあるとは思ってなかった。
「ん?いや…。別に欲しいものなかったからな。それなら上等なワインでも買って、皆でワイワイ楽しむ方が良いかと思ってな」
「…!」
「ルレイアも、ワインは好きだろ?」
…ルルシー。あなたって人は。
愛しさと涎が溢れて、蕩けてしまいそうだ。
「ルルシー!しゅき!」
「うわっ、びっくりした。いきなりくっつくな!」
「じゃあ予告してくっつきます!今からくっつきますね!」
「いきなりじゃなければ良いとは言ってねぇよ!そもそもくっつくな!」
やだ。無理。
もうそんなこと言われたら、くっつかずにはいられないじゃないか。
ルルシーしゅき。
「良いワインだね、これ…。帝都でもなかなかお目にかかれないよ」
「そんなに凄いの?私、ワインにはあまり詳しくないけど…」
「ヴィンテージワインの中でも、一級品クラスだな」
アイズとシュノさん、ルリシヤは興味津々。
一方、アリューシャは。
「えぇ~?ワイン~?」
あまりピンと来てないらしい。
アリューシャ、お酒飲めないもんね。
飲めない人にとっては、いかにお高いワインだろうと、興味をそそられないのは当然だ。
しかし、そこは保護者アイズ。抜かりはない。
「大丈夫。これを飲むときは、アリューシャ用にぶどうカルピス用意してあげるから。一緒に飲もうね」
「やったぜ!ぶどうカルピス~♪」
あれ美味しいよね。
何対何で水割りするか、人によってこだわりも様々。
俺は薄めにするタイプ。


