ルリシヤが到着したなら、戦局は大きく変わる。
「シュノ先輩、気にせず下がってくれ。中衛は俺が引き受ける」
被弾したシュノさんを見て、ルリシヤはすぐにそう言った。
でも、シュノさんもそう簡単には引き下がらない。
「でも…!」
「シュノさん、アリューシャと一緒に後衛を固めてください。ここは俺達に任せて」
「…」
俺がそう言うと、シュノさんは唇を固く噛み。
「…ごめんなさい…!ここはお願いするわ」
「あぁ、任せてくれ。シュノ先輩」
「おー!戻ってこいシュー公!ヘルプミーアリューシャ!」
ぶんぶん手を振って、シュノさんを呼ぶアリューシャ。
これで、後衛の心配をする必要はなくなった。
アリューシャの狙撃の技術は疑うまでもないし、被弾したとはいえ、シュノさんの実力なら、後衛を突破されることは有り得ない。
それに、ルリシヤも、充分に背中を任せられる実力者だ。
俺とルルシーは、前衛に集中出来る。
すると。
「ルレイア先輩!差し入れだ」
「お?」
ルリシヤが、剥き身の剣を二本、俺にぶん投げてきた。
俺は鎌を投げ捨て、その二本の剣を片手ずつキャッチした。
「そろそろ、鎌の調子が悪くなってきた頃だと思ってな。その辺にいる帝国騎士からパクっ…拝借してきた」
「おぉ!助かります!」
さすがルリシヤ。
しかし、ルルシーは。
「…お前、今パクったって言わなかった?」
言ってない、言ってない。
気にせず行こうぜ。
鎌には劣るが、双剣は俺の昔の相棒。
なまくらの鎌に比べれば、上手く立ち回れるだろう。
双剣の死神、爆誕。
「さぁ、改めて行きましょうか」
装いも新たに、陣形も新たに。
いざ、掃討戦を始めよう。
「シュノ先輩、気にせず下がってくれ。中衛は俺が引き受ける」
被弾したシュノさんを見て、ルリシヤはすぐにそう言った。
でも、シュノさんもそう簡単には引き下がらない。
「でも…!」
「シュノさん、アリューシャと一緒に後衛を固めてください。ここは俺達に任せて」
「…」
俺がそう言うと、シュノさんは唇を固く噛み。
「…ごめんなさい…!ここはお願いするわ」
「あぁ、任せてくれ。シュノ先輩」
「おー!戻ってこいシュー公!ヘルプミーアリューシャ!」
ぶんぶん手を振って、シュノさんを呼ぶアリューシャ。
これで、後衛の心配をする必要はなくなった。
アリューシャの狙撃の技術は疑うまでもないし、被弾したとはいえ、シュノさんの実力なら、後衛を突破されることは有り得ない。
それに、ルリシヤも、充分に背中を任せられる実力者だ。
俺とルルシーは、前衛に集中出来る。
すると。
「ルレイア先輩!差し入れだ」
「お?」
ルリシヤが、剥き身の剣を二本、俺にぶん投げてきた。
俺は鎌を投げ捨て、その二本の剣を片手ずつキャッチした。
「そろそろ、鎌の調子が悪くなってきた頃だと思ってな。その辺にいる帝国騎士からパクっ…拝借してきた」
「おぉ!助かります!」
さすがルリシヤ。
しかし、ルルシーは。
「…お前、今パクったって言わなかった?」
言ってない、言ってない。
気にせず行こうぜ。
鎌には劣るが、双剣は俺の昔の相棒。
なまくらの鎌に比べれば、上手く立ち回れるだろう。
双剣の死神、爆誕。
「さぁ、改めて行きましょうか」
装いも新たに、陣形も新たに。
いざ、掃討戦を始めよう。


