渾身の力を込めて振り下ろした鎌が、分厚いコンクリートの扉をぶち破った。
と言うか、破壊した。
凄い埃。
「ふー…。ほら、ノックしたら開けてくれたじゃないですか」
「おまっ…。ばっ…。ノックじゃなくて、ぶち壊したんだろうが!」
凄まじい埃に咳き込みながら、ルルシーが突っ込んだ。
いやん。
「だ、大丈夫なのルレイア?腕…」
「え?別に平気ですけど…」
シュノさん、心配してくれるのは嬉しいけど。
ちょっと腕がジーンとしただけで、特に平気。
ただし。
「鎌の方はダメージ大きいんですよねー。刃がちょっと欠けちゃった。またジュリスさんに発注しないと…」
「…むしろ、何で壊れてないんだよ、その鎌は…」
え?だって特注だもん。
死神の鎌が、コンクリ壁くらいでぶっ壊れるはずないだろう?
「そんな訳で、お邪魔しまーす」
コンクリ壁の破片を蹴っ飛ばしながら、俺は無事、ダイナミック入室を果たした。
と言うか、破壊した。
凄い埃。
「ふー…。ほら、ノックしたら開けてくれたじゃないですか」
「おまっ…。ばっ…。ノックじゃなくて、ぶち壊したんだろうが!」
凄まじい埃に咳き込みながら、ルルシーが突っ込んだ。
いやん。
「だ、大丈夫なのルレイア?腕…」
「え?別に平気ですけど…」
シュノさん、心配してくれるのは嬉しいけど。
ちょっと腕がジーンとしただけで、特に平気。
ただし。
「鎌の方はダメージ大きいんですよねー。刃がちょっと欠けちゃった。またジュリスさんに発注しないと…」
「…むしろ、何で壊れてないんだよ、その鎌は…」
え?だって特注だもん。
死神の鎌が、コンクリ壁くらいでぶっ壊れるはずないだろう?
「そんな訳で、お邪魔しまーす」
コンクリ壁の破片を蹴っ飛ばしながら、俺は無事、ダイナミック入室を果たした。


