俺達は、ルチカ・ブランシェットを探して、最上階を目指した。
建物の中には、『天の光教』の信者達が、うじゃうじゃといた。
本来なら、投降を呼び掛け、平和的に連れ出すべきなのだろうが…。
爆弾が仕掛けられているのなら、そんな悠長なことはしていられない。
俺は部下達に指示して、『天の光教』の信者を見つけたら、全員無理矢理でも良いから外に連れ出させた。
素直に従う信者もいれば、刃物や拳銃を持って抵抗する信者もいた。
だが、所詮は訓練も受けたことのない、素人の集まりだった。
捕まえるのは容易かった。
「あの仮面幹部が、爆弾の解除に失敗したら…俺達も巻き添えだな」
「そうか?」
生き死にが懸かっているのに、オルタンスはこの呑気な返事。
お前、残機でもあんの?
「信じてるのか?解除してくれると」
「さぁ。失敗したらそのときはそのときだ。成功したときの為に、俺は前に進む」
お前もお前で、ちょっと良いこと言ってんじゃねぇよ。
俺が臆病者みたいじゃないか。
「それより…ここが、最上階のようだぞ」
「あぁ…」
まるで、教祖様はここにいますと言わんばかりに、へっぴり腰の護衛が二人、拳銃を構えていた。
おいおい。手が震えてるぞ。
こんな素人、俺達の敵ではない。
あっさりと取り押さえて、そして尋ねた。
「ルチカ・ブランシェットは何処にいる?この中か?」
「こ、この不信仰者共め…!神の怒りを受けろ…!」
はいはい、洗脳済みって訳ね。
さっさと部下に連れていかせ、俺達はその扉を開けた。
鍵は、かかっていなかった。
「…ようこそ、おいでくださいました」
ルチカ・ブランシェットは、まるで女王のようにゆったりと腰掛けて、俺達を待っていた。
建物の中には、『天の光教』の信者達が、うじゃうじゃといた。
本来なら、投降を呼び掛け、平和的に連れ出すべきなのだろうが…。
爆弾が仕掛けられているのなら、そんな悠長なことはしていられない。
俺は部下達に指示して、『天の光教』の信者を見つけたら、全員無理矢理でも良いから外に連れ出させた。
素直に従う信者もいれば、刃物や拳銃を持って抵抗する信者もいた。
だが、所詮は訓練も受けたことのない、素人の集まりだった。
捕まえるのは容易かった。
「あの仮面幹部が、爆弾の解除に失敗したら…俺達も巻き添えだな」
「そうか?」
生き死にが懸かっているのに、オルタンスはこの呑気な返事。
お前、残機でもあんの?
「信じてるのか?解除してくれると」
「さぁ。失敗したらそのときはそのときだ。成功したときの為に、俺は前に進む」
お前もお前で、ちょっと良いこと言ってんじゃねぇよ。
俺が臆病者みたいじゃないか。
「それより…ここが、最上階のようだぞ」
「あぁ…」
まるで、教祖様はここにいますと言わんばかりに、へっぴり腰の護衛が二人、拳銃を構えていた。
おいおい。手が震えてるぞ。
こんな素人、俺達の敵ではない。
あっさりと取り押さえて、そして尋ねた。
「ルチカ・ブランシェットは何処にいる?この中か?」
「こ、この不信仰者共め…!神の怒りを受けろ…!」
はいはい、洗脳済みって訳ね。
さっさと部下に連れていかせ、俺達はその扉を開けた。
鍵は、かかっていなかった。
「…ようこそ、おいでくださいました」
ルチカ・ブランシェットは、まるで女王のようにゆったりと腰掛けて、俺達を待っていた。


