私は、自分が間違ったことをしているとは、全く思っていなかった。
むしろ、自分の行いを誇りに思っていた。
私は神の代弁者として、正しいことをしている。
正しいことをしているのだから、誰にも責められるはずがない。
その証拠に。
デモを行うことで、より多くの信者が増えた。
景気が悪くなるにつれ、信者はどんどん増えていった。
私は幸せだった。
ここにいる人々は、私と同じ道、すなわち神の道に生きている。
彼らは私と同じように、神の愛に触れ、互いを愛し合っている。
信仰の中に生きている。
こんなに素晴らしいことがあるだろうか?
こんな素晴らしい人がもっともっと増えれば、きっとルティス帝国は、正しい国に変わるはずだ。
テレビをつければ、メディアは帝国騎士団を、そして王侯貴族達を責めていた。
新聞を開けば、競うように『天の光教』の正しさを讚美した記事が並んでいた。
そのことに、私は満足した。
この調子なら、きっと遠からず、女王は退位するだろう。
帝国騎士団は解散し、貴族達も一般市民として、私達と平等になる。
きっと最初は、わだかまりもあるだろう。
でも、心配はない。
神の愛は、いつだって平等だ。
誰もが同じ神の愛に触れ、互いを愛すれば。
隣にいる人が、自分と同じ人間なのだと気づくことが出来れば。
「自分さえ良ければ」なんて、利己的な考えを起こす者はいなくなる。
きっとそうなる。
そしてそんな国こそ、神が望まれる世の中のはずだ。
私はそう信じていた。
私は何も間違ったことは言っていない。
それなのに。
それなのに、何故。
むしろ、自分の行いを誇りに思っていた。
私は神の代弁者として、正しいことをしている。
正しいことをしているのだから、誰にも責められるはずがない。
その証拠に。
デモを行うことで、より多くの信者が増えた。
景気が悪くなるにつれ、信者はどんどん増えていった。
私は幸せだった。
ここにいる人々は、私と同じ道、すなわち神の道に生きている。
彼らは私と同じように、神の愛に触れ、互いを愛し合っている。
信仰の中に生きている。
こんなに素晴らしいことがあるだろうか?
こんな素晴らしい人がもっともっと増えれば、きっとルティス帝国は、正しい国に変わるはずだ。
テレビをつければ、メディアは帝国騎士団を、そして王侯貴族達を責めていた。
新聞を開けば、競うように『天の光教』の正しさを讚美した記事が並んでいた。
そのことに、私は満足した。
この調子なら、きっと遠からず、女王は退位するだろう。
帝国騎士団は解散し、貴族達も一般市民として、私達と平等になる。
きっと最初は、わだかまりもあるだろう。
でも、心配はない。
神の愛は、いつだって平等だ。
誰もが同じ神の愛に触れ、互いを愛すれば。
隣にいる人が、自分と同じ人間なのだと気づくことが出来れば。
「自分さえ良ければ」なんて、利己的な考えを起こす者はいなくなる。
きっとそうなる。
そしてそんな国こそ、神が望まれる世の中のはずだ。
私はそう信じていた。
私は何も間違ったことは言っていない。
それなのに。
それなのに、何故。


