──────その日、俺は新聞を眺めながら。
「…どうやら、『効果』が出てきたようですね」
思わず、口許が緩んでしまった。
そりゃ笑いたくもなるだろう。
ここまで「効果覿面」だとは。
いやはや、信仰心というものがいかに儚いものであるか。
いっそ人生の教訓にしよう。
「何て言うか…。ここまで来ると、露骨だよな…」
ルルシーも、思わずこの反応。
「俺はそうなるだろうと思ってたぞ。所詮、こんなのは一過性のものだからな」
と、ルリシヤ。
その通り。
つまり、そのときはそれが流行だっただけだ。
「…何だか…最近、途端にデモの話題が少なくなってきたわね」
スマートフォンでネットニュースを見ながら、シュノさんが呟いた。
いかにも。
それがシェルドニア貿易の「効果」なのだ。
試しに、テレビをつけてみると。
以前はどのチャンネルをつけても、デモの速報やら帝国騎士団叩きやらで、それ以外の話題はないのかってくらい大騒ぎしてたのに。
今は見てみろ。
くっだらない、地元の特産品紹介なんてしてる。
ルティス帝国の片田舎にある農家で、今年採れた桃が豊作だそうで。
ブスのアナウンサーが、地元のカフェ限定の桃たっぷりパフェを試食して、「わぁ~桃がジューシーで美味しいですね~!」なんて言ってる。
このく…っそどうでも良いニュースよ。
血生臭いデモの話は何処へやら。
もう一つ試しに、yourtubeを見てみろ。
トップ画面はいつも、デモ現場の中継とか、『天の光教』の宣伝動画ばかりだったのに。
いつの間にか、『frontier』の最新ミュージックビデオがトレンドに上がってる。
これは最高に素晴らしいことだ。
「何で?前はあんなにギャースカ騒いでたのに。ネットもテレビも新聞も、皆して帝国騎士団フルボッコしてたじゃん!何でやめたんだ?皆、桃好きなの?」
はてな顔のアリューシャである。
うん。皆桃が好きなのかもしれない。
『frontier』も好きだしね。俺。
「それはね、アリューシャ。景気が良くなってきたからだよ」
アリューシャの問いに、アイズレンシアが、簡潔に答えた。
そう。
たったそれだけの理由なのだ。
「…どうやら、『効果』が出てきたようですね」
思わず、口許が緩んでしまった。
そりゃ笑いたくもなるだろう。
ここまで「効果覿面」だとは。
いやはや、信仰心というものがいかに儚いものであるか。
いっそ人生の教訓にしよう。
「何て言うか…。ここまで来ると、露骨だよな…」
ルルシーも、思わずこの反応。
「俺はそうなるだろうと思ってたぞ。所詮、こんなのは一過性のものだからな」
と、ルリシヤ。
その通り。
つまり、そのときはそれが流行だっただけだ。
「…何だか…最近、途端にデモの話題が少なくなってきたわね」
スマートフォンでネットニュースを見ながら、シュノさんが呟いた。
いかにも。
それがシェルドニア貿易の「効果」なのだ。
試しに、テレビをつけてみると。
以前はどのチャンネルをつけても、デモの速報やら帝国騎士団叩きやらで、それ以外の話題はないのかってくらい大騒ぎしてたのに。
今は見てみろ。
くっだらない、地元の特産品紹介なんてしてる。
ルティス帝国の片田舎にある農家で、今年採れた桃が豊作だそうで。
ブスのアナウンサーが、地元のカフェ限定の桃たっぷりパフェを試食して、「わぁ~桃がジューシーで美味しいですね~!」なんて言ってる。
このく…っそどうでも良いニュースよ。
血生臭いデモの話は何処へやら。
もう一つ試しに、yourtubeを見てみろ。
トップ画面はいつも、デモ現場の中継とか、『天の光教』の宣伝動画ばかりだったのに。
いつの間にか、『frontier』の最新ミュージックビデオがトレンドに上がってる。
これは最高に素晴らしいことだ。
「何で?前はあんなにギャースカ騒いでたのに。ネットもテレビも新聞も、皆して帝国騎士団フルボッコしてたじゃん!何でやめたんだ?皆、桃好きなの?」
はてな顔のアリューシャである。
うん。皆桃が好きなのかもしれない。
『frontier』も好きだしね。俺。
「それはね、アリューシャ。景気が良くなってきたからだよ」
アリューシャの問いに、アイズレンシアが、簡潔に答えた。
そう。
たったそれだけの理由なのだ。


