…なーにが、神に守られている私達、だ。
守られてないから、催涙弾で階段から墜落するんだろうが。
アホか。笑わせんな。
「私達神の信徒の叫びが、帝国騎士団の横暴によって、このように掻き消されてしまったこと、教祖として、非常に悲しく思います」
おーい。おばさん。
催涙弾ぶん投げたの、帝国騎士団じゃなくて警察なんですけど。
早速認知症始まってませんか。
「きっと、神も嘆き悲しんでおられることでしょう…」
…うぜぇ。
その顔面がうぜぇ。
「催涙弾浴びて階段から落っこちたら、神が悲しむの?」
アリューシャ、君良い質問するね。
それ、ちょっと記者会見場に行って、ルチカ教祖に聞いてみてくれない?
「神の子たる無辜の信徒達が、国の権力によって抑圧されるようなことは、決してあってはなりません。このような帝国騎士団の蛮行を、許してはならないのです」
「アイ公先生!質問です!デモは蛮行に入りますか!?」
「良い質問だね、アリューシャ。入ります」
俺もそう思います。
「私達『天の光教』は、この度の事件に対して、帝国騎士団に断固抗議致します。神の民が傷つけられるようなこと、あってはなりません。また、先日あった悲劇…。『青薔薇連合会』なるマフィアに、信徒達八名を殺されたことについても」
お?
今度は怒りの矛先が、俺達に向いたぞ?
今の話、なんか俺達に関係ありましたっけ?
「マフィアという存在が、国内に存在することすら、許されてはならないはずなのです。それなのに帝国騎士団は『青薔薇連合会』の存在を容認するどころか、彼らと手を組み、神の存在を認めず、私達を攻撃しています」
…なんか文句あんのか?
「皆さん、今一度よく考えてください。ここは神に与えられし大地。私達は、神に愛された人間なのです。その人間が何故、神のご加護を忘れ、他者を傷つけるのでしょうか」
神に愛されてないからじゃないですかね。
「帝国騎士団、そして『青薔薇連合会』は、ルティス帝国の、そして神の敵です。彼らが神の愛に触れ、自らの行いを悔い改めない限り、いつか必ず、神の怒りを買うことになるでしょう…」
ほう。神が怒ってくるのか。
かかってこいや。
死神が相手をしてやる。
その後も、ルチカ教祖はしばらく、つらつらもごもごと、下らない能書きを垂れていた。
要するに、帝国騎士団と『青薔薇連合会』は悪者だ、排除しろ、もしくは神に屈しろ、と言ってるだけだ。
あーうるせぇ。
余計なお世話だっての。
帝国騎士団の連中も、この会見見てるんだろうなぁ。
多分、俺と同じこと考えてるだろう。
帝国騎士団と『青薔薇連合会』は一刻も早く改心して『天の光教』に帰依せよ、そして王政と貴族制度を廃止せよ、国民に富を返せと、言いたいだけ好き放題言って。
記者達も、その通りだとばかりにうんうん頷いていた。
あらまぁ。
綺麗に洗脳されちゃってること。
ルチカ教祖のこと、今度から『白亜の塔』って呼ぼうかな。
と思ったけど、嫌なトラウマを思い出しちゃうから、やめとこ。
こんな会見をすれば、元々『天の光教』の信徒だった者は、歓喜することだろう。
教祖様の言う通り、とばかりに。
これでまた、メディアは帝国騎士団や俺達を叩くネタが出来た。
そして『天の光教』の信徒は増え、更にそれによって、デモも増えるだろう。
デモが増えれば、今回みたいな負傷者も出てくる訳で。
…これぞ、負のループ。
だが、ここで態度を軟化させてしまっては、奴らの思う壺。
ここが踏ん張りどころ、って奴だ。
守られてないから、催涙弾で階段から墜落するんだろうが。
アホか。笑わせんな。
「私達神の信徒の叫びが、帝国騎士団の横暴によって、このように掻き消されてしまったこと、教祖として、非常に悲しく思います」
おーい。おばさん。
催涙弾ぶん投げたの、帝国騎士団じゃなくて警察なんですけど。
早速認知症始まってませんか。
「きっと、神も嘆き悲しんでおられることでしょう…」
…うぜぇ。
その顔面がうぜぇ。
「催涙弾浴びて階段から落っこちたら、神が悲しむの?」
アリューシャ、君良い質問するね。
それ、ちょっと記者会見場に行って、ルチカ教祖に聞いてみてくれない?
「神の子たる無辜の信徒達が、国の権力によって抑圧されるようなことは、決してあってはなりません。このような帝国騎士団の蛮行を、許してはならないのです」
「アイ公先生!質問です!デモは蛮行に入りますか!?」
「良い質問だね、アリューシャ。入ります」
俺もそう思います。
「私達『天の光教』は、この度の事件に対して、帝国騎士団に断固抗議致します。神の民が傷つけられるようなこと、あってはなりません。また、先日あった悲劇…。『青薔薇連合会』なるマフィアに、信徒達八名を殺されたことについても」
お?
今度は怒りの矛先が、俺達に向いたぞ?
今の話、なんか俺達に関係ありましたっけ?
「マフィアという存在が、国内に存在することすら、許されてはならないはずなのです。それなのに帝国騎士団は『青薔薇連合会』の存在を容認するどころか、彼らと手を組み、神の存在を認めず、私達を攻撃しています」
…なんか文句あんのか?
「皆さん、今一度よく考えてください。ここは神に与えられし大地。私達は、神に愛された人間なのです。その人間が何故、神のご加護を忘れ、他者を傷つけるのでしょうか」
神に愛されてないからじゃないですかね。
「帝国騎士団、そして『青薔薇連合会』は、ルティス帝国の、そして神の敵です。彼らが神の愛に触れ、自らの行いを悔い改めない限り、いつか必ず、神の怒りを買うことになるでしょう…」
ほう。神が怒ってくるのか。
かかってこいや。
死神が相手をしてやる。
その後も、ルチカ教祖はしばらく、つらつらもごもごと、下らない能書きを垂れていた。
要するに、帝国騎士団と『青薔薇連合会』は悪者だ、排除しろ、もしくは神に屈しろ、と言ってるだけだ。
あーうるせぇ。
余計なお世話だっての。
帝国騎士団の連中も、この会見見てるんだろうなぁ。
多分、俺と同じこと考えてるだろう。
帝国騎士団と『青薔薇連合会』は一刻も早く改心して『天の光教』に帰依せよ、そして王政と貴族制度を廃止せよ、国民に富を返せと、言いたいだけ好き放題言って。
記者達も、その通りだとばかりにうんうん頷いていた。
あらまぁ。
綺麗に洗脳されちゃってること。
ルチカ教祖のこと、今度から『白亜の塔』って呼ぼうかな。
と思ったけど、嫌なトラウマを思い出しちゃうから、やめとこ。
こんな会見をすれば、元々『天の光教』の信徒だった者は、歓喜することだろう。
教祖様の言う通り、とばかりに。
これでまた、メディアは帝国騎士団や俺達を叩くネタが出来た。
そして『天の光教』の信徒は増え、更にそれによって、デモも増えるだろう。
デモが増えれば、今回みたいな負傷者も出てくる訳で。
…これぞ、負のループ。
だが、ここで態度を軟化させてしまっては、奴らの思う壺。
ここが踏ん張りどころ、って奴だ。


