The previous night of the world revolution5~R.D.~

…一読してみたところ。

成程、ルリシヤが先に入手してくれていた情報と変わりない。

そりゃ帝国騎士団の情報網に侵入してるんだから、帝国騎士団が把握している以上の情報があるはずはないのだが。

このメールを見たところ、一応帝国騎士団は、分かっている全ての情報をこちらに回してくれているらしい。

誠意を見せてくれるじゃないか。

この期に及んで、まだ俺達に隠し事をするようなら、『天の光教』に寝返ることもやぶさかではなかったのだが。

それをされるのは困るらしい。

オルタンスの意向だろうな。『青薔薇連合会』だけは敵に回すな、徹底して忠実な味方であれ、と。

で、このメールを見たところ。

女子大でデモを起こした、『天の光教』の学生達は、既に逮捕され。

怪我をした三名は、足を骨折した一人を除き、打撲だけで済んだ二人は、他の女子学生と共に留置所送りにされているらしい。

結局、怪我らしい怪我をしたのは、骨折した一人だけ。

しかもその骨折も、よくよく見たら、解放骨折とか治りにくいところが折れてるとかじゃなくて、軽くヒビが入ってるだけらしい。

ヒビでも骨折扱いだもんな。一応。

それなのに、まるで警察が容疑者を虐殺でもしたかのように騒ぎ立てるのだから。

しかも警察は、ただ抵抗する犯人を鎮圧する為に、催涙弾使っただけだし。

この学生達が大人しく投降すれば、警察だって催涙弾なんて使わずに済んだ訳で。

別に拳銃突きつけて発砲した訳じゃないのに、大袈裟にもほどがある。

それなのに、メディアは鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てていた。

「…不味いことやりましたねぇ、警察の奴らも…」

アリューシャは、自業自得だと言う。

俺もそう思う。

警察が催涙弾の使用に踏み切ったのも分かる。

でも、この対応は不味かった。