何が起きたのかと言うと。
とうとう、デモによって負傷者が出てしまったのだ。
その知らせを受けて、俺達はすぐに集まった。
「帝国騎士団から連絡は?」
「まだだ。だが、俺の秘密兵器、『あなたのパソコンチラッと盗み見★ルリシヤ&アイズ先輩共同製作ハッキングシステム』で、帝国騎士団の情報網によると…」
「…お前達、共同で何作ってるんだ?」
いやいやルルシー、それはちょっと置いておいて。
良いもの作ってるね。それ、ちょっとこっそりルルシーのパソコンも…。
…にゅふ。
「帝都にある、私立◯◯女子大学のキャンパスで、『天の光教』に入信している学生数名が中心になって、デモを行ったらしい」
「それから?」
「それを鎮圧しようとした警察と揉み合いになって、警察はやむなく催涙弾を使ったらしいんだが…。それで目をやられた学生が三人、誤って階段から転落して負傷、だそうだ」
「…怪我の程度は?」
「いずれも骨折と打撲程度。命に別状はないようだ」
…ふむ。
「何だそりゃ~?警察なんも悪くねぇじゃん」
いきなり呼ばれたものだから、何事かと思って駆けつけてみれば。
催涙弾使われて、勝手に落っこちて勝手に怪我して。
「そんなの、ただの自業自得じゃん」
アリューシャは、拍子抜けしたようにそう言った。
…うん、その通り。
自業自得だ。警察だって、最初から催涙弾ぶちかましながら、キャンパスに突入した訳ではあるまい。
抵抗はやめて、大人しく投降しろ、と、何度も呼び掛けたはずだ。
学生達はそれに答えず、なおもデモを続けた。
やむなく、警察は催涙弾を使用し、学生達を捕らえようとした。
学生達は催涙弾にパニック状態になり、逃げ場を求めて、見えない目で階段を駆け降りようとして、滑り落ちたのだろう。
警察に非はない。
だが。
「…厄介なことになりましたね」
「…そうだね」
アイズにも、分かったのだろう。
彼もまた、浮かない顔だった。
いつかは起きるだろうと思っていた。
そして今、本当に起きてしまった。
これで、ますます帝国騎士団の立場は悪くなるだろう。
とうとう、デモによって負傷者が出てしまったのだ。
その知らせを受けて、俺達はすぐに集まった。
「帝国騎士団から連絡は?」
「まだだ。だが、俺の秘密兵器、『あなたのパソコンチラッと盗み見★ルリシヤ&アイズ先輩共同製作ハッキングシステム』で、帝国騎士団の情報網によると…」
「…お前達、共同で何作ってるんだ?」
いやいやルルシー、それはちょっと置いておいて。
良いもの作ってるね。それ、ちょっとこっそりルルシーのパソコンも…。
…にゅふ。
「帝都にある、私立◯◯女子大学のキャンパスで、『天の光教』に入信している学生数名が中心になって、デモを行ったらしい」
「それから?」
「それを鎮圧しようとした警察と揉み合いになって、警察はやむなく催涙弾を使ったらしいんだが…。それで目をやられた学生が三人、誤って階段から転落して負傷、だそうだ」
「…怪我の程度は?」
「いずれも骨折と打撲程度。命に別状はないようだ」
…ふむ。
「何だそりゃ~?警察なんも悪くねぇじゃん」
いきなり呼ばれたものだから、何事かと思って駆けつけてみれば。
催涙弾使われて、勝手に落っこちて勝手に怪我して。
「そんなの、ただの自業自得じゃん」
アリューシャは、拍子抜けしたようにそう言った。
…うん、その通り。
自業自得だ。警察だって、最初から催涙弾ぶちかましながら、キャンパスに突入した訳ではあるまい。
抵抗はやめて、大人しく投降しろ、と、何度も呼び掛けたはずだ。
学生達はそれに答えず、なおもデモを続けた。
やむなく、警察は催涙弾を使用し、学生達を捕らえようとした。
学生達は催涙弾にパニック状態になり、逃げ場を求めて、見えない目で階段を駆け降りようとして、滑り落ちたのだろう。
警察に非はない。
だが。
「…厄介なことになりましたね」
「…そうだね」
アイズにも、分かったのだろう。
彼もまた、浮かない顔だった。
いつかは起きるだろうと思っていた。
そして今、本当に起きてしまった。
これで、ますます帝国騎士団の立場は悪くなるだろう。


