その一時間後。
『青薔薇連合会』では、急遽幹部会が開かれた。
『青薔薇連合会』は『天の光教』と敵対することになったので宜しく、ってな感じで。
それを聞いた、幹部達の反応は。
「ぶはははは!超ルレ公らしい!」
「本当。こんなことになるんじゃないかと思ってたよ」
「さすがルレイア。そんな胡散臭い宗教にも喧嘩を売るなんて…格好良い…!」
「俺も行ってれば良かったな。一緒に喧嘩売れたのに…」
上からアリューシャ、アイズ、シュノさん、ルリシヤである。
誰一人として、「そんな愚かな真似を…!」とか言わないのが、うちの幹部組らしい。
まぁ俺も同じ立場だったら、よくやった!と拍手喝采してただろうからな。
お互い様か。
それどころか。
「『天の光教』の講演会かぁ。誘ってくれたら良かったのに。私もちょっと聞きたかったよ」
と、アイズ。
あのときはまだ、こんな大事になると思っていなかったから、他の幹部は誘わなかったんだよな。
今思えば、皆で行けば良かった。
愉快な遠足になっただろうに。
ちょっと残念だ。
しかし、こんなこともあろうかと。
「こっそりボイスレコーダー仕込んで、講演の内容録音してるんですけど…聞きます?」
「良いね。ナイス判断だよルレイア」
そう言ってくれると思った。
こんなこともあろうかと、こっそり忍ばせておいて良かったよ。
「マジかお前…。講演は録音禁止って…」
いやん。ルルシーったら真面目。
そんなところもだいしゅきだが、世の中正攻法だけじゃ立ち回れないってね。
「さすがルレイア先輩だ…。次の講演会場にこっそり忍び込んで、盗聴器を仕込んでおこうかと思ったが、その必要はなかったようだな」
「でしょ?準備良いでしょ~?俺」
「…この、盗聴マニア共め…」
あれ?ルルシーが何か言ってる。
きっと褒め言葉だ。
言っとくけど俺達は盗聴マニアではない。
盗聴・盗撮マニアだ。
主にルルシー限定のな。
「それじゃ、早速再生しますね。ちょっと長いですし、俺との喧嘩の模様も再生されますけど」
「良いよ、じっくり聞こうじゃないか」
「ルレイア先輩がインチキ教の教祖に、どう論破したのか、俺も興味がある」
おぉ、意外に好評。
では、今一度聞くとしようか。
ルチカ・ブランシェットの御大層なお説教を。
『青薔薇連合会』では、急遽幹部会が開かれた。
『青薔薇連合会』は『天の光教』と敵対することになったので宜しく、ってな感じで。
それを聞いた、幹部達の反応は。
「ぶはははは!超ルレ公らしい!」
「本当。こんなことになるんじゃないかと思ってたよ」
「さすがルレイア。そんな胡散臭い宗教にも喧嘩を売るなんて…格好良い…!」
「俺も行ってれば良かったな。一緒に喧嘩売れたのに…」
上からアリューシャ、アイズ、シュノさん、ルリシヤである。
誰一人として、「そんな愚かな真似を…!」とか言わないのが、うちの幹部組らしい。
まぁ俺も同じ立場だったら、よくやった!と拍手喝采してただろうからな。
お互い様か。
それどころか。
「『天の光教』の講演会かぁ。誘ってくれたら良かったのに。私もちょっと聞きたかったよ」
と、アイズ。
あのときはまだ、こんな大事になると思っていなかったから、他の幹部は誘わなかったんだよな。
今思えば、皆で行けば良かった。
愉快な遠足になっただろうに。
ちょっと残念だ。
しかし、こんなこともあろうかと。
「こっそりボイスレコーダー仕込んで、講演の内容録音してるんですけど…聞きます?」
「良いね。ナイス判断だよルレイア」
そう言ってくれると思った。
こんなこともあろうかと、こっそり忍ばせておいて良かったよ。
「マジかお前…。講演は録音禁止って…」
いやん。ルルシーったら真面目。
そんなところもだいしゅきだが、世の中正攻法だけじゃ立ち回れないってね。
「さすがルレイア先輩だ…。次の講演会場にこっそり忍び込んで、盗聴器を仕込んでおこうかと思ったが、その必要はなかったようだな」
「でしょ?準備良いでしょ~?俺」
「…この、盗聴マニア共め…」
あれ?ルルシーが何か言ってる。
きっと褒め言葉だ。
言っとくけど俺達は盗聴マニアではない。
盗聴・盗撮マニアだ。
主にルルシー限定のな。
「それじゃ、早速再生しますね。ちょっと長いですし、俺との喧嘩の模様も再生されますけど」
「良いよ、じっくり聞こうじゃないか」
「ルレイア先輩がインチキ教の教祖に、どう論破したのか、俺も興味がある」
おぉ、意外に好評。
では、今一度聞くとしようか。
ルチカ・ブランシェットの御大層なお説教を。


