満員電車。



「あっきた。吉井さん。」

そう言ってにこっと笑った。


髪をワックスで完璧にセットしてるけど、眉もかなり細いけど、悪い人には見えない。



ただちょっと怖い人。



『さっきはありがとう』


私も負けじと微笑んでみた。


マックのスマイル0円精神で♪



そしたら、



「……あ、うん」


その間は何!!??



えっごめんなさい!


私なんかがマックのお姉さんの真似してごめんなさい!


穴があったら入りたい、そんな気持ちでいすに座った。



その後すぐに委員会がはじまり、私と吉井くんの当番は偶数月の金曜日になった。


委員会も終わり帰ろうとすると…


「吉井さんっ」



吉原くんに声をかけられた。


さっきのトラウマが…


「ぁの、よかったらアド教えてくれない?」



え???


今なんと???


「連絡できたほうが活動もやりやすいし」



あっそういうこと!

なんだ……

って何期待してるんだろ私。