私は何も言えなかった。
すると。
「冬人って昔から誰にも興味なかったの。」
そう言った。
「でも紗羅ちゃんの話をする時だけ顔が違う。」
そして。
美玲さんは小さく笑った。
「だから安心して。」
そう言って去っていった。
その日の帰り道。
夕焼けの中。
私は冬人くんと歩いていた。
沈黙。
でも心地いい。
すると突然。
冬人くんが立ち止まる。
「紗羅。」
「ん?」
「俺、特待の話断った。」
私は目を見開く。
「え?」
「ここに残る。」
「でも夢は?」
「夢も大事。」
そう言った後。
私の手を握る。
「でもお前も大事。」
涙が溢れた。
「馬鹿。」
「なんで。」
「嬉しいから。」
冬人くんは少し困ったように笑う。
そして。
「泣くな。」
と言いながら頭を撫でた。
卒業式の日。
桜が咲いていた。
私たちは制服姿で校門の前に立っていた。
「終わっちゃったね。」
「だな。」
「寂しい?」
「少し。」
冬人くんがそう言うのは珍しい。
すると。
冬人くんはポケットから小さな箱を取り出した。
「え?」
「まだ先の話だけど。」
心臓が跳ねる。
「高校卒業して。」
「うん。」
「大学卒業して。」
「うん。」
「それでもまだ隣にいたいと思ったら。」
冬人くんは少し照れながら言った。
「結婚して。」
私は涙を流しながら笑った。
「うん。」
それから数年後。
高校も大学も乗り越えて。
たくさん喧嘩して。
たくさん笑って。
たくさん泣いて。
そして二人は本当に結婚した。
結婚式の日。
冬人くんは耳元で言った。
「告白してくれてよかった。」
あの日。
放課後の校舎裏。
勇気を出して伝えた言葉。
『好きです。私と付き合ってください。』
あの一言から始まった恋は、
たくさんのすれ違いも嫉妬も乗り越えて、
世界で一番幸せな結末にたどり着いた。
そしてこれからも――
二人の恋は終わらない。
Happy End. 💍🌸💕
すると。
「冬人って昔から誰にも興味なかったの。」
そう言った。
「でも紗羅ちゃんの話をする時だけ顔が違う。」
そして。
美玲さんは小さく笑った。
「だから安心して。」
そう言って去っていった。
その日の帰り道。
夕焼けの中。
私は冬人くんと歩いていた。
沈黙。
でも心地いい。
すると突然。
冬人くんが立ち止まる。
「紗羅。」
「ん?」
「俺、特待の話断った。」
私は目を見開く。
「え?」
「ここに残る。」
「でも夢は?」
「夢も大事。」
そう言った後。
私の手を握る。
「でもお前も大事。」
涙が溢れた。
「馬鹿。」
「なんで。」
「嬉しいから。」
冬人くんは少し困ったように笑う。
そして。
「泣くな。」
と言いながら頭を撫でた。
卒業式の日。
桜が咲いていた。
私たちは制服姿で校門の前に立っていた。
「終わっちゃったね。」
「だな。」
「寂しい?」
「少し。」
冬人くんがそう言うのは珍しい。
すると。
冬人くんはポケットから小さな箱を取り出した。
「え?」
「まだ先の話だけど。」
心臓が跳ねる。
「高校卒業して。」
「うん。」
「大学卒業して。」
「うん。」
「それでもまだ隣にいたいと思ったら。」
冬人くんは少し照れながら言った。
「結婚して。」
私は涙を流しながら笑った。
「うん。」
それから数年後。
高校も大学も乗り越えて。
たくさん喧嘩して。
たくさん笑って。
たくさん泣いて。
そして二人は本当に結婚した。
結婚式の日。
冬人くんは耳元で言った。
「告白してくれてよかった。」
あの日。
放課後の校舎裏。
勇気を出して伝えた言葉。
『好きです。私と付き合ってください。』
あの一言から始まった恋は、
たくさんのすれ違いも嫉妬も乗り越えて、
世界で一番幸せな結末にたどり着いた。
そしてこれからも――
二人の恋は終わらない。
Happy End. 💍🌸💕


