Present〜天国に、届け〜

右頬にはたしかにキスされた感触があった。




いっ、いきなりキスするなんて、やっぱり距離感おかしいっ……。




へなへなとその場に座り込むと、星太郎くんがニヤッと口角を上げた。




「ふふっ、意識してるの?それとも……俺のこと、好きなの 
?」




はぁーーーーー!?!?!?!!




自意識過剰すぎでしょ!?!?




でも……意識、はしてたかも……。




かぁーっと顔が熱くなっていく私を見て、星太郎くんはびっくりしたような顔になった。




「え、まさかほんとに――」




「違うから!!!断じて違うから!!!!!!
勘違いしないでよ!?」




慌てて否定すると、星太郎くんはケラケラと笑った。




「もー、冗談だよ。笑実ちゃんって面白いね。
なんかコロコロ表情が変わるっていうか、感情表現豊かって言うのかな?」




ニコニコと笑いながら、そんなことを言う星太郎くん。




そしてふいに、星太郎くんの顔が曇った。




「いいね、そういう人には憧れるんだよね。
自分の感情をさらけ出せる、そんな人がさ。もちろん、笑実ちゃんにも憧れてるよ?」




私に憧れてくれているのは嬉しいけれど、その前の言葉が気になった。